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3年目でもiPhoneに320人、普及加速でソフバンク店

米アップルの携帯電話端末「iP hone(アイフォーン)」の新型機種「4」が24日、日米英独仏の 5カ国で順次発売日を迎える。日本では3年が経過したが多機能端末 (スマートフォン)普及を背景に、販売代行の国内携帯3位ソフトバン クモバイルの東京・表参道の店舗にはファン300人超が列を作った。

「4」は背面に丸みがあった従来機種と違い平板。ビデオ電話や高 精細ビデオ撮影などの機能を追加したほか、複数のソフトウエアを同時 並行で使える。広報担当の栃原且将氏によると、日本に初登場して事前 予約がなかった2008年夏は1500人、昨年夏は250人が同店前で並び、 この日の3機種目発売では320人が並んだ。銀座のアップル直営店には 発売前に500人以上が列をつくったと共同通信は報じている。

孫正義ソフトバンク社長は午前8時の発売に合わせ行ったイベント で、予想以上の需要で希望者全員がきょう手に入れることができないこ とが「心苦しい」と陳謝した上で、一番乗りした音楽家の高橋登也氏に 製品を手渡した。新製品の特長としては記者団に対し「画像が美しい、 目が疲れない」と絶賛した。ソフトバンク株は前日比37円(1.5%)高 の2472円で取引が進んでいる(午前10時27分現在)。

30代後半の高橋氏は、事前予約はしたものの21日午後3時半前か ら並んだという。2日半の待ち時間の途中では雨に降られることもあっ た。一般的な製品の傾向に反し「丸々としたものから角ばったものへと 逆行させたデザインは革新的で新鮮」と強調。表示画像の美しさやカメ ラ性能の向上を指摘し「今後はデジタルカメラを一緒に持ち歩かなくて も済むかも」と語った。

スマートでなければ携帯にあらず

アイフォーンに代表されるスマートフォンは昨年後半から日本でも 販売が加速。調査会社MM総研の統計によると09年度の国内スマート フォン出荷は前年度比2.1倍の234万台。台数は携帯全体の4.9%に過 ぎないとはいえ、存在感を増してきたのは事実だ。孫氏もイベント後に 記者団に対し「今から数年のうちに、スマートフォンでなければ携帯で ないという時代が必ず来るのでは」と語った。

スマートフォンはパソコンに近い機能を持つ分、やり取りするデー タ量も一般的な携帯より多い。アイフォーンは09年度時点でスマート フォンの72%を占めるが、その国内販売を一手に行っているソフトバン クの前期(10年3月期)連結営業利益は、データ収入の伸びをバックに 国内通信2位KDDIを初めて抜いた。

こうした中、他の大手は米グーグルの基本ソフト「アンドロイド」 搭載の端末に注力。国内最大手NTTドコモが昨年夏から投入を進める とともに、KDDIも同社初のアンドロイド携帯を今夏に発売予定だ。

--取材協力 東京 Pavel Alpeyev Editor :Eijiro Ueno, Junko Hayashi

参考画面: 記事に関する記者への問い合わせ先: 東京  駅 義則 Yoshinori Eki +81-3-3201-3422 yeki@bloomberg.net 記事についてのエディターへの問い合わせ先: 東京 大久保義人 Yoshito Okubo +81-3-3201-3651 yokubo1@bloomberg.net 東京     Young-Sam Cho +81-3-3201-3882 ycho2@bloomberg.net

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