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バルチック海運指数:19日連続安-船舶供給過剰と中国の鉄鉱石輸入減

商品運搬コストの指標となるバル チック・ドライ指数が1年2カ月で最長の下落となっている。船舶供 給の過剰が拡大する一方、中国の鉄鉱石や石炭輸入が減少しているこ とが要因。

ブルームバーグがエコノミスト21人を対象に実施した調査の中 央値では、中国の経済成長率は4-6月(第2四半期)に10.5%、7 -9月(第3四半期)には9.6%に低下すると予想されている。1- 3月(第1四半期)は11.9%だった。中国税関当局のデータによると、 同国の石炭と鉄鉱石の輸入は4月と5月に落ち込んだ。同国はこれら の原料の世界最大の消費国。

海運業界では船舶の新規供給が進んでいるが、各社は需要拡大を 見込んで運搬能力を増強していた。アークティック・セキュリティー ズ(オスロ)によると、鉄鉱石や石炭などを運搬するケープ型船舶(積 載重量17万トン)の数は6月初め時点で1031隻と、1月時点の950 隻から増加した。10-12月(第4四半期)までに1150隻に達すると 予想される。

アークティックのアナリスト、マーチン・ソマーセスジャエ氏は 「これまで輸送量は一定のペースで増えていたが、中国の鉄鉱石輸入 は鈍化している」と指摘。「市場は2つの要因による打撃を受けている。 供給サイドの影響と需要の停滞だ」との見方を示した。同氏は海運市 場を6年間担当している。

バルチック取引所(ロンドン)によると、バルチック・ドライ指 数は前日比32ポイント(1.3%)低下し2515ポイント。19営業日続 落し2009年4月以降で最長の下落となっている。

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