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ソロス氏:ドイツがユーロ危機で「主役」-緊縮財政に警鐘

富豪で投資家のソロス氏は、ユ ーロ危機の「主役」はドイツであり、同国が緊縮財政を主張している ことは欧州連合(EU)をデフレリスクにさらすとの認識を示した。

ソロス氏は23日、ベルリンのフンボルト大学で講演し、「ドイ ツは、最も強く最も信用力が高い国として主導的な立場にある」と述 べた。「この結果、ドイツはユーロ圏の金融とマクロ経済の両政策に おいて、主観的にならず、客観的に決定を行う。他国がドイツの真似 をしようとしても、ユーロ圏を確実にデフレスパイラルに陥らせるだ ろう」と指摘した。

ソロス氏はまた、「ユーロが危機に陥っているなか、主役はドイ ツだ」と指摘。「残念なことに、ドイツには自国がいかなる行為をし ているのか自覚はない。欧州地域に自らの意思を押し付けるつもりは なく、単に競争力を維持し、欧州他国への援助資金の供給源になりた くないだけだ」と話した。

20カ国・地域(G20)首脳会議を控え、ドイツのメルケル首相は 今週、同国の輸出の強さは「正しい事だ」と述べ、オバマ米大統領の 民間支出拡大要請を拒否した。メルケル首相はまた、同国による年間 100億ユーロ(約9000億円)の財政赤字削減策は、世界の経済成長 に歯止めをかけることはないとの見解を示した。

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