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欧州債:ドイツ債上昇、景気懸念で-ギリシャ債との利回り格差拡大

欧州債市場では、ユーロ圏周縁 国の国債のドイツ国債に対する上乗せ利回りが拡大した。景気回復が 鈍化しつつあるとの兆候を背景に、最も安全とされるドイツ国債の需 要が高まった。

ドイツ国債相場は上昇し、10年債利回りは1週間ぶり低水準と なった。この日発表の経済統計で、ユーロ圏の製造業とサービス業の 経済活動が6月に鈍化したことが示された。5月の米新築一戸建て住 宅販売が過去最低に落ち込んだことも支援要因だった。

一方、スペインとギリシャの国債相場は下落。ドイツ債とのスプ レッド(利回り格差)が拡大した。ギリシャ国債を保証するコストは この日、1カ月余りの最高となった。

WestLBの債券ストラテジスト、ミヒャエル・レスター氏 (デュッセルドルフ在勤)は、「リスク回避が再び顕著となり、スプ レッドが拡大した。リスク面でドイツ国債はしっかり支えられている」 と語った。

ロンドン時間午後4時半現在、独10年債利回りは前日比5ベー シスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の2.65%。一時は

2.64%まで下げ、16日以来の低水準となった。同国債(表面利率 3%、2020年7月償還)は0.4ポイント上げ103.05。

マークイット・エコノミクスがこの日発表した6月のユーロ圏総 合景気指数は56.0と、前月の56.4から低下した。米商務省が同日 発表した5月の新築一戸建て住宅販売は前月比33%急減し30万戸 と、集計開始以来の最低に落ち込んだ。ブルームバーグ・ニュースが まとめたエコノミストの予想中央値は41万戸だった。

ギリシャ10年債利回りは上昇し、5月10日以降で初めて10% を超えた。独10年債とのスプレッドは775bpと、前日の711bp から拡大した。

CMAデータビジョンによると、ギリシャ国債のクレジット・デ フォルト・スワップ(CDS)スプレッドはこの日、91.5bp上昇 の941bpとなり、先月6日に付けたこれまでの最高940bpを上 回った。

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