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6月英中銀議事録:7対1で金利据え置き-1人は利上げ主張

イングランド銀行(英中央銀 行)は10日に開いた金融政策委員会(MPC)で、政策金利のレ ポ金利を据え置くことを7対1で決めた。アンドルー・センタンス 委員は約2年ぶりの利上げを主張した。23日公表された議事録か ら分かった。景気回復の力強さに対する見方が政策委員の間で割れ 始めたもようだ。

10日のMPCは1人の欠員により8人での開催だった。MP Cは政策金利を過去最低の0.5%で据え置くことを決定したが、 議事録によると、センタンス委員はリセッション(景気後退)終了 後のインフレに「弾み」があることが明らかになってきたとして、

0.75%への利上げを主張した。

議事録は、「現在の不透明感にもかかわらず、2008年末から 09年にかけての緩和策による金融面での異例の刺激の一部を、 徐々に引き揚げ始めるのが適切だ」とのセンタンス委員の見解を記 した上で、「他の委員らは、リスクバランスの変化は金融政策姿勢 変更の正当な根拠となるには不十分だとみなした」と結論付けてい る。

資産買い取り枠を2000億ポンド(約27兆円)で維持する決 定は全会一致だった。

議事録は、MPC内部で消費者物価の見通しについての判断が 分かれていることを示した。一部メンバーはインフレ率が2%の目 標を上回るリスクが高まっていると指摘した一方で、他のメンバー は金融市場での展開はリスクバランスの「下振れ方向への若干のシ フト」を示唆しているとの見解を示した。

ナショナル・オーストラリア銀行(NAB)のエコノミスト、 デービッド・ティンズリー氏(ロンドン在勤)は電話インタビュー で、「英中銀は一時的なインフレ圧力のいずれにも惑わされないだ ろう」として、センタンス委員の「見解には相当の期間、他の誰も 組みしないだろう」と述べた。

キング総裁以下、メンバーの「姿勢は当分の間、極めて緩和的 な政策に傾斜したままだろう」とし、年内は「利上げよりも量的緩 和拡大の可能性の方が大きい」との見方を示した。

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