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G20迎えるトロントは厳戒態勢-バンカーは在宅勤務・カジュアル出勤

20カ国・地域(G20)の首脳らを 迎えるカナダのトロントでは、抗議行動に備えて厳戒態勢が敷かれる。

野球チームのトロント・ブルー・ジェイズが本拠地を離れ、ロイ ヤル・アレクサンドラ・シアターが100年以上で初めて扉を閉ざすほ か、数千人のバンカーや運用者は在宅勤務を強いられる。

マクニコル・アンド・アソシエーツ・アセット・マネジメントの ポートフォリオマネジャー、デービッド・コックフィールド氏は、「G 20のためにやってきた人が見るトロントは空っぽで、繁華街の谷間を ただ風が吹き抜けているだろう」と話す。

トロントの金融街は既に、高さ3メートルのフェンスとコンクリ ートの障害物で防護されている。サミット警備には警察官、警備員ら 計2万人を投入、カナダ史上最大規模となっている。

トロント・ファイナンシャル・サービシズによると、トロントの 金融街には約22万3000人が働き、北米で第3の数だという。カナダ の大手銀に加え55の外国銀行の支店や保険会社がある。

カナダの5大銀の支店、少なくとも36店舗は24-27日に閉鎖さ れる。警備強化と抗議行動が理由。金融街、ベイ・ストリートで働く バンカーらは、スーツとネクタイをやめカジュアルな服装で出勤する ことも指示されている。

トロントではさまざまな団体によって少なくとも18の抗議行動 が計画されている。セントリー・セレクト・キャピタルの運用者メー スン・グレンジャー氏は「野球帽と短パンで行こうかと思う。ベイ・ ストリートの人間だと一目で分かる格好はしたくない」と話した。

米政府はサミット期間中にトロントを訪れる米国民に、中心街を 避けるよう勧告を出した。21日に始まった抗議行動が「暴力的で予測 が付かない」ものになる可能性があるためとしている。格付け会社ム ーディーズ・インベスターズ・サービスのアナリスト、エド・サスタ ー氏は「ガラスが割られたり催涙ガス弾が発射されたりというデモ周 辺の騒ぎの大半は当社のすぐ近くで起こるだろう」と話している。

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