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米財務長官とサマーズ氏、G20は成長阻害する予算削減回避を-WSJ

米国のオバマ政権の主要経済閣僚 であるガイトナー財務長官とサマーズ国家経済会議(NEC)委員長 は、20カ国・地域(G20)に対して、経済成長を阻害する恐れのある 予算の削減を避けるよう訴えた。また、中国には人民元の弾力化の積 極的な実施を確実に行うよう呼び掛けた。

ガイトナー、サマーズ両氏は22日付の米紙ウォールストリート・ ジャーナル(WSJ、オンライン版)に寄稿し、「われわれは短期的な 成長を犠牲にすることなく長期的に債務を減らす決意を示す必要があ る」とした上で、「今成長しなければ、債務はさらに拡大するだろう」 と警告した。

ドイツや英国など欧州の当局者はギリシャの債務危機を受けて、 投資家の信頼を取り戻すために財政緊縮化に取り組んでおり、ガイト ナー、サマーズ両氏の発言は見解の隔たりを浮き彫りにするものだ。 オバマ政権は今後5年間で輸出の倍増を目指し、他の諸国の成長が加 速することで、世界経済の米国の消費への依存度が低下することを望 んでいる。

ガイトナー、サマーズ両氏は、世界の経済成長の3分の2を占め る新興国・地域について、為替レートを弾力化することで景気回復を 促進することが可能だと述べ、人民元の弾力性を高める中国の決定に ついて、「われわれは最近の決定を歓迎し、積極的な実行を期待してい る」と表明した。26-27日にはトロントでG20首脳会議が開催される。

両氏はさらにG20が公的債務残高の国内総生産(GDP)比率を 安定させるため、「信頼できる財政再建計画」を導入する必要があると の見解を示した。また、各国が銀行の資本の量と質の改善を図る一方、 レバレッジを減らして自己資本比率を高めることで合意する必要があ ると指摘。これらの措置は与信フローを阻害しないために時間をかけ て段階的に導入する必要があると付け加えた。

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