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【個別銘柄】輸出、NTTデ、パピレス、サンシテ、抗インフル関連

株価変動材料の出た銘柄の終値は 以下の通り。

輸出関連株:トヨタ自動車(7203)が前日比1.7%安の3220円、 キヤノン(7751)が2.7%安の3680円など。米国で5月の中古住宅 販売件数が3カ月ぶりに前月比マイナス、年換算で566万戸とエコノ ミスト予想の612万戸から下振れ、米景気の先行き警戒感が出た。三 菱UFJモルガン・スタンレー証券の山岸永幸ストラテジストは、 「米国の個人消費や住宅関連指標の改善モメンタムが足元で弱まりつ つあり、22-23日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明 文で、米景気の減速が示されるとの警戒感につながった」と見ている。

日立製作所(6501):2.5%安の351円。三菱重工業(7011)と海 外向けの鉄道システム事業分野で業務提携すると22日に発表したが、 米景気回復ペースの鈍化や円高が懸念され、ほかの輸出関連株同様、 売りが先行した。日立の鉄道関連事業売上高は約1800億円で、海外 売上高比率は2割。

NTTデータ(9613):8.4%安の35万500円で東証1部の下落 率2位。一時13%安と2008年10月31日(13.5%安)以来の日中下 落率を記録した。同社社員が特許庁の職員への贈賄容疑で逮捕された ことが22日に明らかになり、コーポレート・ガバナンスの不徹底を 嫌気する売りが膨らんだ。同社は22日夜、逮捕は「誠に遺憾であり、 今後警察当局の捜査に全面的に協力する」との声明を発表。

海運株:商船三井(9104)が2.7%安の641円など。ばら積み船 の国際運賃指標であるバルチック・ドライ指数が22日の取引で

2.1%安と18日続落となり、世界景気の鈍化が警戒される中、物流需 要の後退を懸念する売りが膨らんだ。CLSAアジアパシフィック・ マーケッツが目標株価を456円から447円に下げた日本郵船(9101) は3.6%安の344円。

パピレス(3641): 大証ジャスダック市場に新規上場した。電子書 籍関連事業の将来性期待から大量の買い注文を集め、この日は値付か ず。気配値は公開価格2700円の2.3倍に当たる6210円。ブルームバ ーグ・データによると、初日に買い気配のまま値が付かなかったのは 09年9月17日上場の抗がん剤開発企業のキャンバス(4575)以来。 パピレスは1995年設立で、協力出版社は400社以上。2011年3月期 の単体売上高は前期比3.9%増の39億円、純利益は同12%増の2億 6300万円を見込む。

ユニデン(6815):20%高の292円で東証1部の上昇率1位。一 時27%高と08年10月14日(31%高)以来の日中上昇率を記録した。 前年に生産が混乱したベトナム工場が安定、国内で地上デジタルチュ ーナーの販売も伸び、4-6月期は連結経常黒字に転換する見通しと 23日付の日本経済新聞朝刊で伝えられ、業績改善期待が高まった。

沢井製薬(4555):2.5%高の8510円。一時8560円と上場来高値 を連日で更新。政府が4月から導入したジェネリック調剤インセンテ ィブの効果を期待した買いが続いた。足元の売上高が順調に伸びてい るとして、クレディ・スイス証券は目標株価を8800円から1万円に 引き上げた。日医工(4541)も一時3475円を付け、52週高値更新。

シキボウ(3109)が9%高の133円、ダイワボウホールディング ス(3107)が6.4%高の201円。23日の読売新聞電子版によると、神 奈川県横須賀市は23日、防衛大学校(同市走水)で新型インフルエ ンザの集団感染発生した、と発表した。22日午後5時までの患者数 は防大生39人と教官1人の計40人。マスクなどを手掛け、インフル エンザ関連銘柄とされるこれらの中堅繊維メーカーに買いが入った。

ハニーズ(2792):4%高の1191円。一時1230円と08年6月 12日以来の高値を更新した。年末年始商戦や春物商戦が好調に推移、 22日に10年5月期の連結純利益予想を12億5000万円から17億 5800万円に41%引き上げた。新しい1株利益(EPS)予想は63 円04銭で、担当アナリスト2人の事前予想の平均(52円85銭)を 19%上回り、好業績を評価した買いが優勢となった。

サンシティ(8910):前日気配値比でストップ高となる500円 (17%)高の3445円で一部配分。なお差し引き1532株の買い注文を 残した。債権回収会社から18億円程度の債務免除を受ける見通しに なったと23日に正式発表、債務買戻益を特別利益に計上する方針が 示された。今期業績へのプラス影響があらためて期待された。

東京精密(7729):8.1%安の1333円で、東証1部下落率3位。 一時8.1%安と09年1月8日(8.7%安)以来の日中下落率を記録し た。JPモルガン証券は22日、投資判断を従来の「オーバーウエー ト」から「ニュートラル」に、目標株価を1800円から1500 円に引 き下げた。受注は社内予算を上回り利益はほぼ計画線だが、前工程装 置受注に比べると増加ピッチは強くない、という。

日本電気硝子(5214):2.4%安の1110円。薄型ディスプレー用ガ ラスの需要増などを背景に、第1四半期(4-6月)の連結営業利益 が前年同期比4.2倍の430億円になる見通しと22日に発表。従来予 想の360-410億円を上回るとした。ただUBS証券は、収益モメン タムが4-6月でピークアウトする可能性が高いと判断、投資判断を 「買い」から「中立」に下げたため、先行き警戒の売りに押された。

ニトリ(9843):3.3%安の7620円。円高還元セールが奏功、3 -5月期の連結営業利益は前年同期比25%増の171億円と、第1四 半期としての過去最高を更新したが、会社側は通期営業利益予想を 493億円のまま維持、上振れを見込んでいた向きの失望売りが出た。

ツルハホールディングス(3391):5%安の3030円と3営業日ぶ りに反落。M&A(企業の合併・買収)でグループ規模を拡大、10 年5月期決算で過去最高益を更新したものの、会社側の11年5月期 連結営業利益予想は130億円と、アナリストらの予想平均132億円を 下回り、売りが優勢となった。いちよし経済研究所の林晃弘研究員は、 「上期はインフルエンザ関連商品の特需の反動が出てくる。これをど うこなすかが今期の課題」と見ている。

J.フロントリテイリング(3086):2.7%安の467円。第1四半 期(3-5月)の連結営業利益が29億円前後、と前年同期(28億 5500万円)並みになったと23日付の日経新聞朝刊が報道。3-4月 に気温が急低下する日があるなど天候不順が響き、売上高は前年同期 比3%減の2270億円程度にとどまったという。消費回復力の鈍さを 懸念する売りが先行した。

Jストリーム(4308):ストップ高に相当する7000円(22%)高 の3万8600円。米アップルの「iPhone(アイフォーン)」向け にライブ映像配信を実現する「クロスデバイス・ライブ」サービスを 7月12日から提供する、と22日に発表。収益へのプラス寄与を見込 む買いが膨らんだ。

エレコム(6750):12%高の929円。米アップルの多機能情報端 末「iPad(アイパッド)」を保護する3種類の専用ケースを6月 下旬に新発売する、と22日公表したことが好感された。アップルi Padは4月3日の発売以来、80日間で300万台を販売、多くのア ナリストらが同販売台数予測を上方修正している。

ウエストホールディングス(1407):3.4%高の702円。独自ブラ ンドの太陽光発電システムを発売、性能が同程度の国内メーカー製品 に比べ価格が1割程度安い見通し、と23日付の日経新聞朝刊が報道。 収益貢献を見込む買いが優勢になった。

ナノキャリア(4571):14%高の2万5990円と連騰。同社は21 日、DDS(薬物送達システム)医薬品製剤のコア技術とナノテクノ ロジーを応用した化粧品を開発、10月1日から発売と発表している。

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