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銃弾うまくかわした英シティー、銀行課税20億ポンドは打撃小さい

【記者:Andrew MacAskill、Gavin Finch】

6月22日(ブルームバーグ):英国のオズボーン財務相は22日 に銀行税の導入を発表し、金融機関も増税の痛みを共有する必要があ ると述べた。しかし、投資家やアナリストらは、金融機関が銃弾をう まくかわしたと指摘している。

オズボーン財務相の銀行税は年間20億ポンド(約2680億円) の税収を想定し、エボリューション・セキュリティーズのアナリスト が予想していた50億ポンドよりも課税規模がはるかに小さい。

0.07%というバランスシートへの課税率も、米政府が検討している

0.15%の半分以下だ。

オクトパス・インベストメンツのロタール・メンテル最高投資責 任者(CIO)は「想定されたほど恐ろしい結果とはならなかった。 金融機関はかなり軽い負担で済んだ。実際に明らかになったよりもは るかに大きな打撃を受けそうだとの不安が市場に広がっていた」と話 す。

今回導入される銀行税には、大恐慌以来最悪の金融危機の引き金 となった金融機関の短期資金への依存を抑制する狙いがある。

ブルームバーグ・ニュースのデータによれば、HSBCホールデ ィングスとバークレイズ、ロイヤル・バンク・オブ・スコットラン ド・グループ(RBS)、ロイズ・バンキング・グループの4大金融 グループにスタンダードチャータード銀行を加えた2011年の合計利 益は280億ポンドと予想される。銀行税はその約7%に相当する。

ロンドンのジュピター・ファンド・マネジメントで約195億ポ ンドの運用に携わるギ・ドブロネイ氏は「政府が前向きにみられたい と望んでいるのは明らかだ。全体的に見てこれは予想されたよりも良 い結果だ」と発言。「コストは最終的に消費者に転嫁されるだろう。 それもあって市場の反応は肯定的だ」と述べている。

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