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アデランス:日本女性向け高級店6倍、3年で高齢化での需要取り込む

かつら製造で国内最大手のアデラン スホールディングスは、女性向けのオーダーメード高級品を扱う国内店 舗を3年間で6倍に増やす。高齢化が進む日本で女性向け製品が特に伸 びると見込んで、需要を取り込む体制を整える。

日本に現在50店ある女性向け高級店(フォンテーヌ・クチュール) は最大300店舗まで増やす。大槻忠男社長兼最高経営責任者(CEO) が18日のインタビューで明らかにした。女性向け製品の売上高に占める 比率(2009年度)は国内で64%と男性向けの2.2倍、海外を含めても61% と女性向け製品が主力になっている。

男性は隠す目的でかつらを購入する顧客が大半だが、女性はファッ ションの延長として購入する顧客も多い。アデランスはかつらの女性需 要が拡大すると予想して店舗体制を整える。日本は人口1億2700万人の うち23%が65歳以上、平均寿命は男性が79歳で女性は86歳。女性向け 高級店の売上高9割は60-70歳代の女性で占められる。

みずほ証券の渡辺英克シニアアナリストはアデランスについて「主 な成長ドライバーを女性用かつらとしているが、まだ回復の兆しは確認 できていない」と10日付リポートで指摘した。株式の投資評価はアンダ ーパフォームとしている。アデランス株の22日終値は前日比10円 (0.9%)安の1112円。

女性向け高級店で扱うオーダーメード製品は平均40万-50万円で、 既製製品の最大約13倍。国内での女性向け売上高は2012年度で09年度 比26%増の308億円を目指している。女性向け製品の増収をけん引役と してアデランスは、2010年度で29億円の赤字を予想している営業損益に ついて2012年度で56億円の利益を目指している。

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