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6月22日の米国マーケットサマリー:株が続落、円は上昇

ニューヨークの為替・株式・債 券・商品相場は次の通り。(表はNY午後4時現在)

為替 スポット価格 前営業日 ユーロ/ドル 1.2277 1.2312 ドル/円 90.44 91.11 ユーロ/円 111.02 112.18

株 終値 (暫定値) 前営業日比 変化率 ダウ工業株30種 10,293.52 -148.89 -1.4% S&P500種 1,095.31 -17.89 -1.6% ナスダック総合指数 2,261.80 -27.29 -1.2%

債券 直近利回り 前営業日比 米国債2年物 .68% -.03 米国債10年物 3.16% -.09 米国債30年物 4.09% -.07

商品 (中心限月) 終値 前営業日比 変化率 COMEX金(ドル/オンス) 1,240.80 +.10 +.01% 原油先物 (ドル/バレル) 77.21 -.61 -.78%

◎外国為替市場

ニューヨーク外国為替市場では円がすべての主要通貨に対して上 昇。5月の米中古住宅販売が予想に反して減少したことから、米経済 の成長が鈍化しているとの観測が強まった。

英ポンドは上げ幅を拡大。格付け会社フィッチ・レーティングス は英国の緊急予算案について、財政問題に取り組む「力強い意志表明」 だと評価した。欧州の銀行が資金調達で苦戦するとの観測を背景に、 ユーロは円に対して値下がり。対円では韓国ウォンとシンガポール・ ドルが特に下げた。米景気低迷でほかの国の回復が鈍るとの懸念が広 がった。

ウェルズ・ファーゴのシニア為替トレーダー、アラン・カッバー ニ氏(ノースカロライナ州シャーロット在勤)は、「住宅市場は引き 続き経済の足かせになるだろう」と指摘。「為替市場は米国や世界経 済の反応を見極めようと値固めの状態にある」と述べた。

ニューヨーク時間午後3時34分現在、円はドルに対して前日比

0.7%高の1ドル=90円48銭(前日は同91円11銭)。円はユー ロに対して1%高の1ユーロ=111円7銭。一時は1.1%高の同 110円98銭と、日中取引ベースでは7日以来で最大の上昇となる場 面もあった。ユーロはドルに対して0.3%安の1ユーロ=1.2272ド ル。一時は0.5%安の同1.2252ドルを付けた。

◎米国株式市場

米株式相場は続落。主な株価指数は3週間ぶりの大幅安となった。 米中古住宅販売件数が予想外に減少したことが売りを誘った。S&P 500種は2日連続でチャート上の重要な水準を下回った。

全米不動産業者協会(NAR)が発表した5月の中古住宅販売 件数は前月比2.2%減少。ダウ工業株30種平均の構成銘柄ではア ルコアやキャタピラー、ホーム・デポを中心に売りが膨らんだ。深 海油田での採掘許可を凍結した米政府の措置を連邦裁判事が解除し たことに対し、オバマ政権は上訴する姿勢を示した。これを材料に ハリバートンは3.9%下落。フェデックスは3%下落し、S&P 500種の産業別(24種)指数では運輸株が最も下げた。

ニューヨーク時間午後4時過ぎの暫定値では、S&P500種株 価指数は前日比1.6%安の1095.31。一時は0.5%上昇する場面も あった。同指数は200日移動平均を割り込み、テクニカル分析は弱 気を示唆した。ダウ工業株30種平均は148.89ドル(1.4%)下 落して10293.52ドル。

ラッセル・インベストメンツの主任市場ストラテジスト、ステ ィーブン・ウッド氏(ニューヨーク在勤)は、「地合いが本当に弱 い。住宅市場の回復はかなり脆弱(ぜいじゃく)だ。さらに、メキ シコ湾の状況を受けて収益の視界が悪くなっている。値動きは荒く なるだろう」と述べた。

◎米国債市場

米国債相場は上昇。財務省が午後に実施した2年債入札(400億 ドル)で落札利回りが過去最低水準の0.738%をつけたほか、5月の 米中古住宅販売が予想に反して前月比で減少したのが影響した。

2年債入札で投資家の需要を測る指標の応札倍率は3.45倍と、 昨年10 月以来の高水準。既発債の2年債利回りは4週ぶり低水準に 落ち込んだ。米連邦準備制度理事会(FRB)は23日の連邦公開市 場委員会(FOMC)後に発表する声明で、経済成長の低迷を示す兆 候について言及するとの観測が広がった。

ウンダーリッヒ・セキュリティーズのマネジングディレクターで 米国債トレーディング責任者のマイケル・フランゼーズ氏は「非常に 良好な入札結果だ」と述べ、「世界が悪い方向へ向かっても、米国債 に投資しておけば、資金は安全だ。もし急速に好転してもそれほど失 うものはない」と述べた。

BGキャンター・マーケット・データによると、ニューヨーク時 間午後3時4分現在、10年債利回りは7ベーシスポイント(bp、 1bp=0.01%)低下の3.17%。同年債価格(表面利率3.5%、 2020年5月償還)は5/8上げて102 3/4。

◎金先物市場

ニューヨーク金先物相場は反発。ドルが低迷するとの見方から、 代替投資先としての金の需要が強まり、前日の1カ月ぶりの大幅安か ら値を戻した。

主要6通貨に対するドル指数はもみ合い。欧州をめぐる懸念緩和 を背景に、ユーロは7日に付けた4年ぶりの安値から3.3%値を戻し ている。金は21日には、オンス当たり1266.50ドルと過去最高値 を付けた。年初からは13%上昇している。

リンド・ウォルドックの市場担当シニアストラテジスト、アダ ム・クロプフェンシュタイン氏(シカゴ在勤)は、「欧州危機への懸 念を背景とする質への逃避的な取引が弱まり、金とドルの通常の逆相 関関係が戻りつつある」と指摘した。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)COMEX部門の金先物 相場8月限は前日比10セント高の1オンス=1240.80ドルで取引を 終了した。午後2時51分現在、金現物相場は前日比3.15ドル (0.3%)高の1236.85ドル。

◎原油先物市場

ニューヨークの原油先物相場は3日ぶりに下落。5月の米中古住 宅販売が予想に反して減少し、米経済の回復が難航していることが示 唆された。

5月の中古住宅販売件数は前月比2.2%減の566万戸となった。 エコノミスト予想中央値は612万戸への増加だった。オバマ米政権 は深海油田の掘削許可を6カ月停止する規制をニューオリンズ連邦 裁判事が解除したことに抗議し、直ちに上訴する考えを明らかにし た。

コンフルエンス・インベストメント・マネジメント(セントル イス)のチーフ市場ストラテジスト、ビル・オグレイディ氏は、 「原油市場が心配しているのは結局のところ景気が二番底に陥るこ とだ」と指摘した。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物7月限は前 日比0.61ドル(0.78%)安の1バレル=77.21ドルで取引を終了 した。過去1年間では15%上昇している。7月限はこの日が最終取 引。

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