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米国債:上昇、2年債入札好調と中古住宅販売の減少で買い

米国債相場は上昇。財務省が午 後に実施した2年債入札(400億ドル)で最高落札利回りが過去最低 水準の0.738%だったほか、5月の米中古住宅販売が予想に反して前 月比で減少したのが影響した。

既発2年債の利回りは4週ぶり低水準に落ち込んだ。米連邦準 備制度理事会(FRB)は23日の連邦公開市場委員会(FOMC) 後に発表する声明で、経済成長の低迷を示す兆候に言及するとの観測 が広がった。2年債入札で投資家の需要を測る指標の応札倍率は

3.45倍と、昨年10月以来の高水準。

ウンダーリッヒ・セキュリティーズのマネジングディレクター で米国債トレーディング責任者のマイケル・フランゼーズ氏は、「非 常に良好な入札結果だ」と述べ、「世界が悪い方向へ向かっても、米 国債に投資しておけば資金は安全だ。もし急速に展開してもそれほど 失うものはない」と述べた。

BGキャンター・マーケット・データによると、ニューヨーク時 間午後4時3分現在、10年債利回りは9ベーシスポイント(bp、 1bp=0.01%)低下の3.16%。利回りは一時3.15%と、6月8 日以来の低水準をつけた。同年債価格(表面利率3.5%、2020年5 月償還)は3/4上げて102 29/32。

2年債入札

この日の入札で、外国中央銀行を含む間接入札が落札全体に占 める割合は41.4%と、2月以来の最高。プライマリーディーラー (政府証券公認ディーラー)を通さない直接入札は21.3%と前回5 月の15.2%から上昇した。過去10回の平均値は13.5%。

ジェフリーズ・グループの主任テクニカル・ストラテジスト、 ジョン・スピネロ氏(ニューヨーク在勤)は、「需要はある」と述べ、 「この先の経済低迷を予想して、安全逃避として米国債が買われてい るようだ」と続けた。

米財務省は23日に5年債(380億ドル)、24日に7年債 (300億ドル)の入札を実施する。

既発2年債利回りは3bp下げて0.68%と、5月25日以来の 低水準。30年債利回りは7bp下げて4.09%だった。

中古住宅販売

全米不動産業者協会(NAR)が発表した5月の中古住宅販売 件数(季節調整済み、年換算、以下同じ)は前月比2.2%減の566 戸となった。ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト調査 の予想中央値は6%増加だった。

モルガン・キーガンの債券セールス・トレーディング・調査責 任者、ケビン・ギディス氏は、「景気回復のバラからは花びらが落ち、 私の楽観的な見方を裏切るかのように、今では残酷なとげが姿を見せ ている」と顧客向けのリポートに書いた。

債券ファンド運用大手、米パシフィック・インベストメント・ マネジメント(PIMCO)のグローバル戦略アドバイザー、リチャ ード・クラリダ氏は、ブルームバーグラジオとのインタビューで、米 金融当局が今週のFOMCの声明で、米経済の見通しに関する表現を 変更してくるとの見方を示した。

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