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全銀協会長:最後まで「すりあうところがなかった」―亀井バトル回想

「郵政では全然違う議論になったま まで、すりあうところがなかった」。全国銀行協会の奥正之会長(三井 住友銀行頭取)は22日の定例会見で、廃案となった郵政改革法案をめぐ って舌戦を繰り広げた亀井静香・前金融郵政担当相との「バトル」を振 り返り、こう述べた。

郵政法案は「民業圧迫」と全銀協側が批判したのに対し、亀井氏が 「やるべきことをやらずに批判するのは健全でない」と応酬。先月の講 演で同氏は、大手邦銀は法人税を納めずに法案に反対しているなどと発 言した。これに対し、奥会長は「ルールに則っている」と反論していた。

民主党が参院選マニフェスト(政権公約)で郵政法案の速やかな成 立を図るとしたことに関しても反発し、「国民経済の利益にかなってい るか疑問だ」とあらためて再考を促した。

一方で、亀井氏が成立を主導した金融円滑化法については一定の評 価を示し、奥会長は「銀行界はそれまでも条件変更に応じていた」とし ながら、「金融機関の社会的責任を見直す機会を与えてもらった」と持 ち上げた。会長はまた、全銀協として来月中にも円滑化の行動指針を策 定・公表する方針を明らかにした。

改正貸金業法が18日に完全施行されたことを受け、規制強化で借り られなくなる利用者への個人ローンの充実など、銀行に対して受け皿と しての役割が期待されていることには「審査基準に合っていればいいが 全部が全部銀行が出すという考えならそれは違う」とくぎを刺した。

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