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ドイツ証誤発注:小規模取引重なりブロック機能働かず-米田大証社長

大阪証券取引所の米田道生社長は 22日の定例会見で、今月1日に起きたドイツ証券による日経平均先物 の誤発注について、「発注した証券会社のシステム障害」で生じたと 述べた上で、小規模の取引が重なったため、一定以上の大きな注文を ブロックする機能が作動しなかったことも明らかにした。

米田氏によると、大証は誤発注の経緯について、ドイツ証券側か ら詳細な報告を受け、聞き取り調査も行った。取引開始から1件あた り180枚ぐらいの注文が相次ぎ、午前9時1分直前に大証側がドイツ 証側に注意喚起して注文の取り消しを行った。その結果、同2分すぎ には正常な状態に戻った。注文総額は「16兆円ぐらい」だったが、約 定されたのは約500億円にとどまったという。

05年12月のみずほ証券によるジェイコム(現ジェイコムホール ディングス)株の誤発注を受けて、大証ではデリバティブに関しては 一度の取引で1万枚以上の大規模な発注をはねつける「ハードロック 機能」を導入していたが、米田社長は「今回は1件ごとの注文は非常 に小さなものだったがそれが累積した」ために同機能が作動せず、職 員が異常に気付くまで対応が遅れたと説明した。

米田氏はプログラム売買など金融機関と取引所のシステムの性能 が向上し、取引のスピードが速くなっていると指摘した上で、大証の 現行システムや来年1-3月に導入予定の新システムでは、「市場監 視ということについて、踏み込んだ形で考えていかないといけない」 と対策を取る考えを示した。

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