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リーマンのファルド氏、英バークレイズに三顧の礼-買い取り持ちかけ

【記者:Linda Sandler】

6月21日(ブルームバーグ):破たんした米証券会社リーマ ン・ブラザーズ・ホールディングスの最高経営責任者(CEO) だったリチャード・ファルド氏は、金融商品が下落していた 2008年、英銀バークレイズに少なくとも3回は電話をして身売 りを持ちかけていた。バークレイズのロバート・ダイアモンド社 長が明らかにした。

ダイアモンド氏は21日、米破産裁判所のジェームズ・ペッ ク判事に「相場は下落していた。当行にとって重要だったのは金 融市場混乱という背景を踏まえての価格設定だった」と語った。

リーマンはバークレイズがリーマン買収によって不当利益を 得たとして提訴。最大110億ドル(約1兆円)の支払いを求める 陪審なしの裁判がマンハッタンで進んでいる。

証人として出廷したダイアモンド社長は「ベアー・スターン ズは証券会社の取引価格としては比較的低価格で救済された」と 指摘した上で、「バークレイズにとっては自行の資本を増大させ るような適正な価格で買収することが重要だった」と述べた。ペ ック判事はバークレイズによるリーマン買収を承認し、リーマン が破産申請した2008年9月15日の1週間後には買収が完了して いた。

リーマンの代理人のロバート・ガフィー弁護士は、リーマン の事業を「割安な価格」以外では買わないというのがバークレイ ズの既定の路線で当時のガイトナー・ニューヨーク連銀総裁にも これを伝えていたのかと繰り返し質問した。ガフィー弁護士はダ イアモンド氏に繰り返し「イエス」か「ノー」の返答を迫ったが、 同氏はこれを避けた。

債権団への支払いの資金を確保する必要があるリーマンは、 バークレイズがリーマンの元幹部に買収後のボーナス支払いを約 束して買収価格を引き下げさせたと主張している。

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