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永谷園:10年来の懸賞金を初の中止、力士賭博問題で大相撲名古屋場所

日本の国技である大相撲に10年間 懸賞金を出し続けていた永谷園が、来月に予定されている名古屋場所で 初めて懸賞金を取りやめる。力士の野球賭博問題の社会的影響の大きさ を重視した。

2000年から懸賞金を出し続けている永谷園はウェブサイトに、懸賞 金中止を開示した。広報担当の松山哲也氏は電話取材で「懸賞金は一大 会1200万円ほどで全懸賞金の15-20%ほどだろう」と答えた。2008年 の大相撲の大麻問題の際は200本(1本6万円)だった懸賞金を100本 に減らしたが、取りやめてはいなかった。懸賞金中止はひとまず名古屋 場所だけの措置とする。

永谷園に続き森永製菓も広報担当の森崎高志氏は「9月の秋場所の み懸賞を出してきたが取りやめを考えているのは事実」と述べた。日本 マクドナルド広報担当の萩原和之氏も「今後の動きに注目していく」と 話した。昨冬発売の複合機の広告に横綱白鵬を採用した富士ゼロックス 広報担当の坂東正章氏は、懸賞金について「名古屋もエントリーしてい るが、場所自体がどうなるかわからないので再検討する」と話した。

早稲田大学スポーツ科学学術院のリー・トンプソン教授は、野球賭 博問題について、「相撲界の賭博やヤクザとのつながりはかねてから指 摘されている問題だ」と指摘した。

名古屋場所、開催自体白紙

7月11日から予定されている名古屋場所は開催自体が白紙だ。相 撲協会を所管する文部科学省の川端達夫大臣は22日の閣議後会見で 「出来るならば開催したいが力士が晴れ晴れと相撲をとりファンが応援 できる環境が整っていなければいけない」と述べた。これに先立ち日本 相撲協会の武蔵川理事長は21日の会見で、外部有識者による調査報告 を待ち7月4日の臨時理事会で最終判断すると発表している。

相撲が社名の由来にもなっている清酒の大関は、懸賞金の見直しは していないが、相撲のイメージ毀損を懸念している。広報担当の長野丈 太郎氏は「様子を見るとしか言えないが社名でもあるので頑張ってもら わないと」と述べた。チケット販売については相撲協会ウェブサイトに よれば名古屋場所の中日、9日目、14日目、千秋楽の桝席、椅子席は売 り切れたと表記されている。

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