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VIX指数、過去1カ月の急低下は米株の弱気シグナル-調査会社

米国株オプションの指標、シカゴ・ オプション取引所(CBOE)のボラティリティ指数(VIX)が過 去1カ月で約50%下げている。これはS&P500種株価指数にとって 弱気シグナルだと市場調査会社ベスポーク・インベストメント・グル ープは考えている。

VIX指数は5月20日以後46%低下した。ベスポークによると、 1986年以降、同指数が20営業日で35%以上低下したケースは10回以 上を数えるが、S&P500種指数はその後1週間で平均0.72%、1カ 月で同1.35%それぞれ下落した。しかし、その後は上昇に転じ、3カ 月後が0.84%高、6カ月後は3.78%高となっている。

ベスポークが21日に顧客に配布したリポートによると、前回VI X指数がこれほど大幅に低下したのは、87年に株価が大暴落したブラ ックマンデーの後だ。86年以降、S&P500種指数の1週間、1カ月、 3カ月、6カ月の平均上昇率は0.16%、0.61%、1.89%、4.01%。

S&P500種指数の下落に備えた保険の役割を果たすオプション の指標であるVIX指数は、欧州の一部諸国の債務不安で5月20日に 終値ベースで45.79に急上昇した。6月21日の終値は24.88、過去20 年間の平均は20.35だった。

90年よりも前のVIXのデータはなく、ベスポークは80年代の データについてはVIXの前身、つまりCBOEのS&P100種指数 に基づくボラティリティ指数を用いている。「旧VIX」は87年10 月19日に150.19の過去最高値を付けた。

ベスポークの共同創業者のポール・ヒッキー氏とジャスティン・ ウォルターズ氏がかつてアナリストとして勤務した米調査会社ビリニ ー・アソシエーツは3月、VIXは相場の方向性の予想に全く役立た ないとの見解を示した。

ビリニーによれば、VIX指数が低下すると、その後の株式リタ ーンがプラスとなり、指数が上昇するとマイナスになるという見方に は事実の裏付けがなく、相場の方向性を示すというよりも相場と歩調 を合わせて動く傾向にあるという。

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