コンテンツにスキップする

菅首相:消費増税、政治生命かけて国民に信問う-党首討論(Update1

菅直人首相(民主党代表)は22日 午後、東京・内幸町の日本記者クラブで開かれた主要9党の党首討論 「党首に聞く」で、消費税率(現行5%)の引き上げを実施するに当 たっては自らの政治生命をかけて次の衆院選挙で国民に判断を委ねる 考えを明らかにした。

各党党首も消費税増税への見解を表明、この問題への対応が参院 選の最大の争点となっていることが浮き彫りになった。

菅首相は討論で、消費税増税について2011年3月末までに超党派 での議論をスタートさせたいとの考えを示した。その上で、「わたしは 国民に判断してもらうと言っていることが政治生命をかけてと申し上 げていることだ」と述べた。

党首討論には菅首相のほか、与党側から国民新党の亀井静香代表、 野党側は自民党の谷垣禎一総裁、公明党の山口那津男代表、共産党の 志位和夫委員長、社民党の福島みずほ党首、みんなの党の渡辺喜美代 表、たちあがれ日本の平沼赳夫代表、新党改革の舛添要一代表が出席 した。

産経新聞が22日の電子版などで公表した同社とFNN(フジニュ ースネットワーク)の世論調査(19、20両日実施)によると、比例代 表の投票先として民主党を挙げた人が42.4%に達した。これに対し、 自民党と回答した人は17.5%で、みんなの党が9.7%、公明党が5.2% の順番になっており、民主党が他党を大きく引き離している。

消費税

自民党の谷垣総裁は、菅首相が呼び掛けている消費税を含めた税 制改革の超党派協議について「受けて立とうという気持ちは持ってい る」としながらも、消費税増税をめぐる菅首相の発言について「本当 に民主党の公約か口約束なのか」と指摘した。

連立与党の国民新党の亀井代表も、特別会計の見直しなどをまず 進めるよう求めた上で、「税制全体をみんなで考えようと言うのなら、 わたしは賛成だが、前提を外してまず税金の取り方を考えようという のなら逆立ちしている」と超党派協議の開始に条件を付けた。

また、公明党の山口代表も民主党の対応について「消費税率を4 年間引き上げる必要がないというのは民主党の公約だった。増税の前 にやるべきことはマニフェストが間違っていたと謝罪することだ」と 批判。社会保障制度に関する与野党協議を提案した。共産党の志位委 員長、社民党の福島党首は消費税増税に反対する考えをあらためて示 した。

これに対し、みんなの党の渡辺代表は「名目4%以上の成長を続 けることで増税なしの財政再建が可能になる道を模索するべきだ」と 語った。新党改革の舛添代表は「法人税減税含めて大きな改革の中で 位置付けるべきだ。消費税を増税するなら社会保障目的税化すること が一つの条件だ」と語った。

一方、たちあがれ日本の平沼代表は「協議をやるということにな れば、われわれの主張を話すためにそういう協議に出ることは賛成だ」 と超党派協議への参加に前向きな姿勢を示した。

54議席

9党首は参院選の目標議席もそれぞれ示した。菅首相は民主党の 現有改選議席54議席を踏まえ「54プラスアルファ」、自民党の谷垣氏 は「与党過半数阻止」を掲げた。

首相は参院選の結果、与党が参院で過半数割れした場合の対応に ついて「参院ですべて否決されれば政権運営はできない。何らかの形 で物事を決めるために、いろんな人たちと話をすることはやらなけれ ばならない」と述べ、野党に協力を求める必要があるとの認識を示し た。

一方、自民党の谷垣総裁、公明党の山口代表は民主党と新たな連 立政権を組む可能性を否定。みんなの党の渡辺代表は民主党を分裂さ せて政界再編を目指す考えを強調した。

-- Editor: Hitoshi Sugimoto, Hitoshi Ozawa

参考画面:記事に関する記者への問い合わせ先: 東京 広川高史 Takashi Hirokawa +81-3-3201-8641 thirokawa@bloomberg.net 記事に関するエディターへの問い合わせ先: 東京 大久保 義人 Yoshito Okubo +81-3-3201-3651 yokubo1@bloomberg.net 東京 Bill Austin +81-3-3201-8952 billaustin@bloomberg.net

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE