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武田薬株が反落、貧血治療薬の心疾患リスク警戒-共同開発先の株急落

国内医薬品最大手、武田薬品工業 の株価が一時、前日比3.1%安の3810円と、約1カ月ぶりの日中下落 率を記録した。欧米で行っている腎性貧血治療薬「ヘマタイド」の臨床 第3試験(フェーズ3)の速報結果が21日明らかになった。心疾患系 症状の発現率が先行治療薬より高かったことが嫌気されたようだ。

ヘマタイドは、米ベンチャー企業のアフィマックスが創製した貧血 治療薬で、腎透析患者やがん患者の貧血症状を治療できるとみられてい る。アフィマックスと武田薬が共同で行ったフェーズ3では、保存期腎 不全患者を対象とした心疾患症状の発現率の試験で、ヘマタイドの発現 率21.6%に対し、米医薬品企業アムジェンのEPO製剤「アラネスプ」 が17.1%と、ヘマタイドの方が心疾患リスクの高いことが示された。

この結果を受けて、米ナスダック市場に上場するアフィマックス株 は21日の取引で急落。一時7.08ドルと、前週末18日終値の23.01ド ルから7割近く下げた。JPモルガン証券のジェフリー・ミーチャム氏 は21日、投資家向けリポートで、「アフィマックスの貧血治療薬はア ムジェンの脅威とはならない」と指摘している。

--共同取材:Elizabeth Lopatto,Rob Waters Editor:Makiko Asai

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