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新興市場株:急伸、人民元の弾力化受けて-05年以来の長期上昇局面

21日の新興市場株は急伸。10営業 日連続の上昇と、2005年9月以降で最も長い上昇局面となった。中国 が人民元の対ドルでの上昇容認を示唆したことで世界経済に対する信 頼感が高まった。新興市場の通貨も上昇した。

MSCI新興市場指数は、ニューヨーク時間午後5時(日本時間 22日午前6時)現在、前営業日比2.6%高の978.59と、約7週間ぶり の大幅上昇となった。JPモルガン・チェースのEMBIプラス指数 によると、新興市場の債券も値上がりし、米国債に対する上乗せ利回 り(スプレッド)は7ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低 下の304bpと、5週間ぶりの低水準。

中国人民銀行(中央銀行)が、元高は国内のインフレを抑えると ともに、輸出関連の製造業からサービス業に投資先のシフトを促すと 説明したのを受けて、上海総合指数は2.9%上昇。人民元は05年7月 以来の大幅な上げを記録した。元高でアジア地域の輸出需要が拡大す るとの観測が広がり、韓国ウォンが対ドルで2.6%高となるなど、ア ジア通貨は軒並み値を上げた。

バーヌ・バウェジャ氏(ロンドン在勤)らUBSのストラテジス トは調査リポートで、「今回の動きは、中国と世界各国の経済が安定的 かつ持続可能に成長しているという信頼感の高まりを反映していると みられる。中国指導部に経済と金融の安定に対する自信がなければ、 こうした措置は講じなかっただろう」と分析した。

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