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FRB:大手行の報酬慣行見直し、過剰リスクテーク抑制に「不十分」

米連邦準備制度理事会(FRB) は、金融機関の報酬慣行をめぐる調査の結果、多くの大手銀行の見直 しは金融危機拡大につながった過剰なリスクテークの抑制に「不十分」 との見解を示した。

FRBは21日、他の規制当局3機関とともにワシントンで声明 を発表し、銀行は「重大なリスク」にさらす恐れのある従業員を特定 する上で、より充実した対応が必要だと指摘。その上で規制当局は、 「多くの銀行で不十分と判断された一部分野について」、今後追跡調 査を行う考えを示した。

規制当局は、昨年10月にFRBが提示した報酬ガイドラインの 改訂版を発表することを通じ、金融システムに危険を及ぼす恐れがあ るインセンティブの点検を目指す。ゴールドマン・サックス・グルー プやシティグループを含む金融機関を監督するFRBはこの日、具体 的な企業名を挙げなかった。

大手行の多くはすでに報酬慣行について何らかの修正を行ってい るが、報酬ガイドライン問題を担当するタルーロFRB理事は声明で、 「より多くの取り組みが必要なのは明白だ」と指摘。FRBは「各金 融機関が今年、確認された問題について大きく前進することを期待し ている」と述べた。

FRBは、金融機関に当局の分析結果を先月示し「早急な対応が 求められる領域」をリストアップしたことを明らかにした。金融機関 は「インセンティブ報酬プランが過剰なリスクテークを助長しないこ とを確実にするという問題」に取り組むための計画について、FRB への提出を進めている。

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