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レポ金利が3週間ぶり水準で高止まり、四半期末で資金めぐり悪い

短期金融市場ではレポ(現金担 保付債券貸借)金利の高止まりが続いた。21日の国債決済日を通過 したものの、四半期末の決算を控えて資金運用に慎重な金融機関も指 摘され、市場で資金のめぐりが悪くなっている。

22日の東京レポレートは、2営業日後に始まる翌日物(スポッ トネクスト物)が前日比0.003%高い0.127%と、18日に付けた約 3週間ぶりの高水準に並んだ。特別な資金決済の要因は見当たらない が、積極的な資金の出し手がいないという。

日本銀行は午後、本店共通担保オペ1兆2000億円(6月23日 -7月5日)と、18日に続く1兆円超の資金供給を実施した。平均 落札金利は0.002%上昇の0.122%。午前の国債買い現先オペ4000 億円(6月24日-7月1日)の平均金利も0.125%に上昇し、いず れも5月下旬以来の高水準になった。

東短リサーチの寺田寿明研究員は、「結局は資金が上手くめぐ っていないのが要因。年金払いや国債償還で当座預金は増加したが、 大手銀行の調達は根強く、資金に余裕がある様子でもない」という。

この日の当座預金は17兆7000億円程度と、5月末以来の高水 準。15日の年金払い、21日の国債償還に伴って残高が膨らんでいる が、市場での調達圧力はむしろ強まっている。国内銀行のディーラー は、財政資金が余剰になる分、資金供給オペが縮小され、オペ頼みの 証券会社は資金を確保しづらくなるという。新型オペ(3カ月物、貸 付利率0.1%)が目標20兆円まで増加した結果、従来の共通担保オ ペが減っている影響もある。

国庫短期証券(TB)市場では、償還日が四半期末をまたぐ98 回債(償還7月5日)に0.13%の売り注文が提示される場面があっ た。通常より1-2ベーシスポイント高い利回り水準だ。

超過準備が急増

無担保コール翌日物では、準備預金の積み上げ需要で都市銀行 の調達意欲が強い。全体の積みの進ちょく率かい離幅は平均対比プラ ス4%台半ばで、前月の同時期の進ちょく率を下回っている。

一方、法定以上の準備預金を積み上げる超過準備が増えている 銀行もある。同残高は16日の3兆6000億円から21日には6兆 7400億円まで膨らんだ。四半期末決算を控えて、余剰資金を安全な 日銀当座預金(利息0.1%)に置いている可能性がある。

短資会社の資金担当者によると、為替スワップ取引でドルを円 に交換すると安い円が調達できるが、外資系金融機関は中間決算でリ スク資産の運用に慎重なため、日銀の超過準備に流入している可能性 もあるという。

また、年金払い以降、有担保コール取引残高が12兆円台前半か ら13兆円台後半まで増加している。同取引は四半期末ごとに増加す る傾向があり、決算を意識して無担保取引から有担保取引に資金をシ フトする銀行がある。

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