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英国:課税最低限を引き上げ、インフラ支出は維持へ-関係者

オズボーン英財務相は課税最低限 を引き上げて所得税が非課税となる低所得者層を広げる一方、約30 年ぶりの大幅な財政赤字削減の影響を和らげるため、インフラ関連の 公共支出を維持する方針だ。事情に詳しい関係者1人が明らかにした。

22日発表される政府の緊急予算案には、課税最低限を1000ポン ド(約13万5000円)引き上げ、7475ポンドとする措置が盛り込まれ る見通し。これに伴い88万人の所得税が非課税となる。

関係者によると、オズボーン財務相は、学校校舎や病院などへの 支出を追加的な予算削減の対象から外すことで、財政赤字を削減する 結果、一般市民が必要以上に苦しむことがないと有権者を納得させた い考えだ。緊急予算案では、高額所得者の負担が大幅に増える一方、 低所得者の負担は最小限にとどまるという。

財務相は一連の赤字削減策によって、英国が最上級格付けを失う事 態を回避しようとしている。英財政研究所(IFS)の試算によると、 2015年までに財政収支の均衡を実現するには、国内総生産(GDP) の5.7%に相当する850億ポンドを削減する必要がある。

事情に詳しい関係者によると、オズボーン財務相はまた、9億ポ ンドの財源を確保し、従業員10人未満の新興企業の国民保険料負担を 免除する。ロンドンやイングランド東部・南東部を除く地域の年収4 万4800ポンド未満の従業員を対象とする時限措置として導入する。

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