コンテンツにスキップする

ドイツ、経済成長求める米大統領の要請拒否-G20首脳会議で対立か

ドイツのメルケル政権は債務削 減より経済成長に重点を置くことを呼び掛ける米国の要請を拒否し、 今週カナダで開催される20カ国・地域(G20)首脳会議での対立を 方向付けた。

ドイツのショイブレ財務相は21日、メルケル首相とともにベル リンで記者団に対し、「欧州だけでなく過剰な公的債務が、今回の危 機の主因の1つであることを誰も真剣に議論できていない」とし、 「だから債務を削減する必要があるのだ」と説明した。

同相は、ドイツが財政刺激策からの出口戦略に関するG20の約 束を守っており、「持続可能な成長に向けた協調戦略への国際的な義 務に違反していない」と指摘。「われわれは国際的な論争に立ち向か う方針で、大きな自信を持って対処できると考えている」と述べた。

トロントでのG20首脳会議を5日後に控え、経済政策をめぐる 欧州と米国の溝は深くなっている。オバマ大統領はG20各国・地域 あての16日付書簡で、財政規律は「中期的に」回復すべきだとし、 経済成長に注力するよう求めた。

一方、ドイツのブリューデレ経済技術相は21日、別の記者会見 で、米国は欧州とともに「緊急に」歳出削減に動く必要があるとの 見解を示した。

同相は「財政均衡に戻ることは金融安定にとって緊急に必要だ」 とし、「これは米国にも伝えるべきことだ」と強調した。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE