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アイスランドの一部金融機関、自己資本比率満たさない恐れ-金融当局

アイスランドの金融監督当局、金 融サービス機構(FSA)のアンダーセン局長は、ストレステスト (健全性審査)を実施した場合、一部金融機関がFSAの定める自己 資本比率の基準を満たさない可能性があると表明した。同国最高裁が、 外国為替相場に連動させたクローナ建て融資を違法とする判断を示し たことを受けて、見解を示した。

同局長は21日、電話インタビューに応じ、同国最高裁が16日 に示した判断は一部金融機関にとって「最悪のシナリオ」となり得る と指摘。一部がFSAの定める自己資本比率16%に「恐らく」達し ないだろうと述べた。

アイスランドの2008年の金融危機は、銀行が低金利の円やスイ ス・フランを借りてクローナ建ての融資に再編し、顧客に貸し出した ことで一段と深刻化した。外貨建て融資は認められているものの、外 国為替相場に連動させたクローナ建て融資は、収入をクローナで得る 借り手保護のため01年以来禁止されてきた。

同局長は、金融機関のリスクを評価するため、FSAは恐らくス トレステストを実施せざるを得ないだろうと述べたが、最高裁判断に 影響を受ける金融機関数がどのくらいになるかについてはコメントを 控えた。FSAが最後にストレステストを実施したのは昨年7月。

同局長はまた、この司法判断に金融機関が対応できるよう、FS Aは自己資本比率の基準引き下げないし免除を検討していることを明 らかにした。

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