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米国債:下げ幅縮小、人民元弾力化受けた下落は行き過ぎ

米国債相場は下げ幅縮小。中国の 人民元弾力化に反応した米国債の下落は行き過ぎとの見方が広がっ た。

ノバスコシア銀行の米国債トレーディング責任者、チャールズ・ コミスキー氏(ニューヨーク在勤)は「市場参加者は中国のニュース に対して過剰に反応したとの結論を出しつつある」と述べ、「為替政 策と今回の決定が最終的に何を意味するのか、本当のところはまだ答 えが出ていない。非常にあいまいだ」と続けた。

長期債が特に下落した。中国人民銀行は19日、人民元の弾力性 を高めると発表し、輸出業者を保護するため金融危機の最中に決定し たドルに対する元レートの事実上のペッグ制(固定相場制)の終了を 示唆した。

米財務省は今週、2年、5年および7年物国債の入札(計1080 億ドル)を実施する。

BGキャンター・マーケット・データによると、ニューヨーク時 間午後4時10分現在、10年債利回りは3ベーシスポイント(bp、 1bp=0.01%)上昇の3.25%。同年債価格(表面利率3.5%、2020 年5月償還)は7/32下げて102 5/32。

10年債利回りは一時8.5bp上昇の3.30%と、6月14日以来 で最大の上げを記録した。2年債利回りはほぼ変わらずの0.71%。 一時は4bp上げて0.75%をつけた。

人民元の弾力化

中国人民銀は19日、「大規模な切り上げ」の根拠は存在しないと 述べたが、人民元相場の「柔軟性」の上昇容認を示唆した。さらに 20日、人民銀は為替レートに大幅な変更を加える可能性を排除し、 行き過ぎた値動きを阻止すると表明した。

スタイフェル・ニコラスのボルティモア部門で政府債トレーディ ング責任者を務めるマーティン・ミッチェル氏は「人民元の上昇で中 国の輸出は一段と割高になる。人民元上昇はインフレを誘発すると受 け止められている」と述べた。

米国債入札

米財務省の発表によると、3-4月にかけての中国の米国債保有 額は2.6%増の9002億ドル。昨年11月から今年2月にかけては毎 月保有額を減らし、計6.5%縮小させた。

米財務省は22日、2年債の入札(400億ドル)を実施する。23 日には5年債380億ドル、24日には7年債300億ドルの入札が行わ れる。今回の一連の入札額は前月よりも50億ドル少ない。

グッゲンハイム・パートナーズの米政府トレーディングディレク ター、ジェーソン・ローガン氏は、「2年債入札は大成功とはならな いだろう。しかし短期債への需要は依然として強い」と述べた。

5月25日の2年債入札では、外国中央銀行を含む間接応札が落 札全体に占める割合は36%だった。過去10回の平均値は42%。

ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト93人の予想 によると、全員が23日に発表されるフェデラルファンド(FF)金 利誘導目標は0-0.25%で据え置かれると予想している。

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