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欧州債:独10年債下落-利回り1カ月ぶり高水準、スペイン債堅調

欧州債市場では、ドイツ国債相場 が下落。独10年債利回りは1カ月高水準となった。中国が人民元の 弾力性強化を容認したことを背景に株式相場が上昇し、最も安全とさ れるドイツ国債への需要が後退した。

前週のドイツ債利回りは週間ベースで年初来最大の上昇となっ ていた。この日のMSCI世界指数は上昇し、米10年債の利回りは 前週末を5ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上回ってい る。

スペイン国債は3営業日続伸し、ドイツ国債に対する上乗せ利回 りが縮小した。同国が債務支払いで困難に直面するとの懸念が後退し たことが背景にある。欧州中央銀行(ECB)が先月10日に始めた 公社債の買い取り規模は、開始以来の最小となった。

コメルツ銀行(フランクフルト)の金利ストラテジスト、マルセ ル・ブロス氏は、「中国の発表がドイツ債と米国債の弱い地合いを浮 き彫りにした。ただ、長期的な効果について明言することは困難だ」 と語った。「スペイン国債は先週金曜日に極めて健全に取引されてい た。こうした利回り格差縮小はまだ続いている」と付け加えた。

ロンドン時間午後4時42分現在、ドイツ10年債利回りは前週 末比4bp上昇の2.78%と、5月20日以来の高水準となった。同 国債(表面利率3%、2020年7月償還)価格は0.40ポイント下げ

101.92。

一方、スペイン10年債の利回りは11bp低下の4.52%。独10 年債との利回り格差は17bp縮小の174bpとなった。

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