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スペイン金融機関、10-11年は「困難」に直面-S&P

米格付け会社、スタンダード・ アンド・プアーズ(S&P)は、スペインの金融機関が信用損失の 拡大と「著しい緊張」下にある収入源のため、2010、11両年は「困 難に直面する」との見方を示した。

エレーナ・イパラグイレとヘイスス・マルチネス両氏を含むS &Pのアナリストチームは21日のリポートで、スペインの銀行に とって「特に収益面での障害が続くだろう」とし、「われわれは低 成長・低金利の環境が今後数年にわたり継続すると確信している」 と分析した。

S&Pは、スペインの景気低迷が「比較的、長期にわたる」と し、同国の実質国内総生産(GDP)成長率は年間平均で2016年 まで0.7%にとどまり、これが銀行収益への重しとなると指摘した。 従来の成長見通しは1%だった。信用損失については、08-11年 にGDP比で約6.1%に拡大するとし、従来予想の5.2%から修正 した。

S&Pは、スペインの貯蓄銀行2位、カハマドリードの融資損 失 に対する引当金を除いた純営業損失については、「景気低迷期の 不良債権が高い水準」に膨らむことから、2010、11両年は「収支 トントン前後となるだろう」と予想している。

また、サンセバスチャンを拠点とする貯蓄銀クッチャの営業利 益については、10年と11年に「極めて低い水準に著しく落ち込む」 可能性が大きいとの見通しを示した。S&Pは、同行の長期カウン ターパーティー長期信用格付けを「A+」から「A」に引き下げ、 見通しを「ネガティブ」とした。

S&Pはただ、スペイン金融システム全体の損失は見込んでい ないという。

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