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ドルはアジア以外の通貨で上昇も、中国の元弾力化方針で-モルガンS

中国が、約2年間続けてきた人民 元をドルに対して実質固定する措置の廃止を示唆したことを手掛かり に、ドルはアジア以外の通貨に対して上昇する見通しだ。米モルガン・ スタンレーが20日付リポートで指摘した。

中国人民銀行(中央銀行)は輸出業者を支援するため世界的な危機 局面で1ドル=6.83元付近で事実上固定してきたが、19日にこの措置 の廃止を示唆した。人民銀は「大規模な」切り上げを実施する根拠はな いとする一方で、「弾力性」拡大を容認する姿勢を示した。

モルガン・スタンレーの為替戦略グローバル責任者、スティーブ ン・ハル氏(ロンドン在勤)らはリポートで、「外国為替市場で最初に 予想されることは、ドルがアジア以外の通貨に対して上昇することだ。 特に、ユーロなど外貨準備の分散化の恩恵を受ける通貨に対してだ」と 分析している。

ハル氏らは人民銀の今回の決定から、外貨準備の積み上げ鈍化に伴 うユーロの需要減少が示唆されているとの見方を示し、「中国の動きは ユーロの信頼感に重しとなる公算が大きい。中国の外貨準備が実際に減 る前の段階で、外貨準備減少の見通しが市場に織り込まれるためだ」と 指摘した。

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