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ユシロ化株が1カ月ぶり高値、太陽電池用切断油剤が伸長-第2の柱に

金属工作油剤メーカーのユシロ化 学工業の株価が続伸。一時は前週末比3.4%高の1248円と、5月11日 以来の高値に戻した。太陽電池基板の切断に使う油剤が好調に推移、今 後も同売上高は倍増ペースで伸びる見込みで、収益貢献が期待された。

いちよし経済研究所の張谷幸一シニアアナリストは17日付の投資 家向けリポートで、太陽電池用切断油剤事業について「第2の収益の柱 として育ちつつある」と指摘、主力の自動車関連産業向けの金属加工油 剤事業に次ぐ柱だと紹介した。

ユシロ化が手掛ける太陽電池用切断油剤は、シリコンブロックから シリコンウエハを切り出す時に用いられる。従来は砥粒を吹きかけて切 断する遊離砥粒方式が主流だったが、国内ではこのところ、旭ダイヤモ ンド工業などが手掛ける、ダイヤモンド砥粒を付着させたワイヤで切断 する固定砥粒方式が普及、同ワイヤと親和性の高い油剤に対する需要も 高まっていた。

ユシロ化の長井禧明社長は、3日に公表した自社ホームページ上の インタビューで、「太陽電池業界は今後も着実に成長する。当社の太陽 電池用切断油剤は国内外で増収が見込める」と指摘、11年3月期には 日本国内が前期比66%増、海外が同39%増との見通しを示している。

ユシロ化IR担当の宮澤尚徳氏によると、同社は来年度にも3カ年 中期経営計画を公表する予定。太陽電池用切断油剤には期待しており、 「この先は国内外で倍増ぺースが期待できる」としている。

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