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人民元弾力化:電機や一部機械・小売株にメリット-ソシエテ吉野氏

中国の人民元の弾力性強化は、日 本株では電機や大手以外の工作機械、小売などにメリットがある――。 ソシエテジェネラルアセットマネジメントの吉野晶雄チーフエコノミ ストはこうした見方を示している。

吉野氏は21日、ブルームバーグの電話取材に対し、「中国は貿易 の3割以上がドル圏で、人民元の弾力性強化の流れの中で最も売られ る通貨は米ドルになる」と述べた。人民元高・ドル安の流れの中で、 円も当初は人民元に対して上昇しやすいが、「購買力平価や生産性格差、 潜在成長力格差から、長期的には円が安くなる」と予想する。

建設機械や大手工作機械メーカーは、中国への輸出に関しては元 建てにシフトしているため、政策変更による恩恵は受けにくいと同氏 は分析。一方で、「電機や大手以外の工作機械は、為替の面から収益押 し上げ効果が期待される」と言う。中国の購買力が高まることで、「フ ァミリーマートなど日本の小売企業も、同国の需要を取り込めるだろ う」との見方を示した。

また吉野氏は、今回の政策変更は「欧州債務危機の落ち着きが見 えてきたという中国政府のメッセージ」と指摘。その上で、「ユーロが 売られやすいという流れが変化し、円は対ユーロでもこれまでのよう に選好されることはなくなるだろう」と予想した。

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