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機械など中国関連株高い、人民元弾力化受け円安・元高期待

コマツなど機械、商船三井など海 運、新日本製鉄など鉄鋼株といった中国関連株の上げが目立つ。中国 人民銀行(中央銀行)は19日、人民元の弾力性を高めるとの声明を発 表した。人民元の切り上げ観測から、「円安・人民元高」の恩恵を受け るとして買いが入った。一方、中国に製造拠点を置くファーストリテ イリングは軟調な値動き。

午前終値は、コマツが前週末比3.9%高の1770円、商船三井は同

2.8%高の660円。新日鉄が2.6%高の320円など。東証1部の33業 種別指数の値上がり率上位には機械や海運が入り、個別の上昇率上位 にも蛇の目ミシン、OKK、ツガミ、日立建機など中国経済動向の影 響を受けやすい機械株が並んだ。半面、人件費などコスト増加の懸念 から、Fリテイリは一時同1.2%安の1万3950円まで下げた。

中国人民銀行は19日、カナダ・トロントで26日から開催される 20カ国・地域(G20)首脳会議を前に、約2年間続けてきた米ドルに 対する元レートの事実上のペッグ制(固定相場制)の終了を示唆した。 為替相場が円安・人民元高に動けば、中国に輸出する企業の収益は恩 恵を受ける可能性はある。

東海東京証券の鈴木誠一マーケットアナリストは、中国の人民元 柔軟化に関し「プラスとマイナスの面があるが、午前はプラスに受け 止められている」と指摘。人民元が切り上げられれば、「『富』が米国 へ移転し、米国株高につながる。世界で一番大きな株式市場の上昇期 待は、投資家のリスク許容度を高める」と話した。ただ一方で、「為替 介入が金融緩和効果をもたらしていたため、景気拡大のブレーキ役に なる懸念もある」と言う。

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