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英国債:今年度の発行額28%減も、歳出削減で-ブルームバーグ調査

オズボーン英財務相が財政赤字を 削減し、最上級格付けを維持するために歳出カットを実施するのに伴 い、今年度の英国債発行額は前年度比28%減少する可能性がある。

プライマリーディーラー(政府証券公認ディーラー)15社を対象 とするブルームバーグの調査によると、今年度(2010年4月-11年3 月)の国債発行額は1650億ポンド(約22兆2000億円)となる見通し。 これは4月時点の予想(1852億ポンド)、過去最高だった昨年度の2276 億ポンドをいずれも下回る。

オズボーン財務相は今週22日発表する緊急予算案で、国内総生産 (GDP)比11.1%に達する先進7カ国(G7)中最悪の財政赤字を 抑制するため、1970年代以降で最大となる歳出削減の概要を示す。格 付け会社フィッチ・レーティングスは8日、英国が「並外れた」財政 上の難題に直面しており、歳出削減を加速させる必要があると指摘し た。オズボーン財務相は5月24日、当初約60億ポンドの歳出削減を 打ち出した。

バンク・オブ・アメリカ(BOA)メリルリンチの英国債担当ス トラテジスト、ジョン・レース氏(ロンドン在勤)は「この政権が財 政赤字削減に真剣なのは確かだ」と述べ、「われわれは英国債発行額が 減少するとみている」と付け加えた。

調査に回答した15社すべてが英国は今後1年間、最上級格付けを 維持すると予想している。英国債発行額の予想レンジはロイヤル・バ ンク・オブ・カナダ(RBC)が1569億ポンドと最も少なく、JPモ ルガン・チェースが1850億ポンドで最も多い。

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