コンテンツにスキップする

【個別銘柄】中国関連、三菱電、帝人、フジフズ、ニコン、ジーンズ

株価変動材料の出た銘柄の終値は以 下の通り。

中国関連株:コマツ(6301)が前週末比4.6%高の1782円、ツガ ミ(6101)が7.9%高の750円など。中国人民元相場の弾力化を受け、 元の上昇が中国の物価高を抑制し、金融引き締め懸念が後退するとみ られた。中国で事業を展開する日本企業の収益にもプラスの影響が及 ぶと見込まれ、東証1部の上昇率上位には蛇の目ミシン工業(6445)、 河合楽器製作所(7952)、日立建機(6305)なども並んだ。

三菱電機(6503):3.9%高の797円。上海市の大型複合ビル「上 海ケリーセンター」から計127台のエスカレーター・エレベーターの 受注があった、と同社ホームページで21日に公表。受注総額は約15 億円で、中国ビジネスの拡大を見込む買いが優勢になった。

帝人(3401):4.8%高の282円。一時7.8%高と09年8月19日 (8.1%高)以来、10カ月ぶりの日中上昇率を記録。独自の技術を使 って成型や量産がしやすい炭素繊維材料を開発したことから、今後の 普及が期待された。同社広報部長の宇佐美吉人氏は、「成型スピードが 速く、自動車のみならず広く産業用への展開が可能になる」と述べた。

住友金属鉱山(5713):3.8%高の1261円。欧州の財政危機や米経 済見通しの不透明感などから、代替投資先として金に買いが集まって いる。18日のニューヨーク金先物相場は一時1オンス=1263.70ドル と、過去最高値を更新。金相場上昇による業績へのプラス影響などが 期待された。貴金属回収の松田産業(7456)も4%高の1576円、アサ ヒホールディングス(5857)も3.4%高の2046円。

大手銀行株:みずほフィナンシャルグループ(8411)が1.3%高 の156円、三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)が1.9%高 の428円など。クレディ・スイス証券は18日付で、日本の銀行は安定 した個人預金に支えられた商業銀行業務中心で、欧州のソブリンリス クの影響は比較的小さいと指摘した。

情報サービス関連株:NTTデータ(9613)が0.9%高の38万5000 円、野村総合研究所(4307)が1.5%高の2044円など。政府のIT(情 報技術)戦略本部が少子高齢化や環境問題などへの対応で、2020年度 までに70兆円の新市場創出を目指す工程表を決めると21日付の日本 経済新聞朝刊が報道。設備投資需要の拡大が期待された。

三井物産(8031):5.9%高の1210円。米石油会社アナダーコ・ペ トロリアムは18日、メキシコ湾での原油流出事故を受け、同プロジェ クトで運営・管理を担当する英BPが事故に関連した費用を負担すべ きと主張した。三井物産子会社の三井石油開発が同油井の10%の権益 を有しているが、BPの責任を問う声が広がり、三井グループの相対 的なコスト負担が限定できるとみられた。

ニコン(7731):4.2%高の1742円。将来の差別化商品に必要とな る基盤技術の開発などを目的に、向こう3年間で2000億円の研究開発 投資と1200億円の設備投資を行う。2012年度を最終年度とする中期 経営計画の売上高目標は1兆1000億円、営業利益は1200億円。中期 的な業況拡大を見込む買いが優勢になった。

フジフーズ(2913):ストップ高(制限値幅いっぱいの上げ)に当 たる80円(29%)高の360円で一部配分。MBO(経営陣による企業 買収)で株式の非公開化を目指すと18日に発表。プライベートエクイ ティ投資を行うヴァリアントファンド傘下のFホールディングスが最 大79億円を投じ、1株500円でTOB(株式公開買い付け)を行うた め、TOB価格にさや寄せする動きとなった。

ジーンズメイト(7448):3%安の325円。一時315円と1999年 1月の東証上場来の最安値を付けた。11年2月期の単体当期損失が32 億円に拡大する見通しと18日に発表。前回予想は8億1000万円。シ ーズン商品の売れ行きが悪く、既存店売上高が低迷、固定資産の減損 処理や希望退職者募集に伴い特別損失が発生するという。

SUMCO(3436):3.2%安の1736円。モルガン・スタンレーM UFG証券は18日付で、投資判断を「オーバーウエート」から「イコ ールウエ―ト」に1段階引き下げた。

IGポート(3791):2%安の3万9400円。10年5月期の連結純 損失は5億2700万円と、前回予想の2億7000万円から赤字額が拡大 したもようと、18日に発表。前の期の実績は2300万円の黒字。制作 を開始していた劇場用アニメーション作品の制作費の一部売掛債権が 回収できていないことなどで、約2億円の特別損失を計上する。

豊田通商(8015):6.6%高の1406円。大和証券キャピタル・マー ケッツは18日付で、投資判断を「3(中立)」から「2(アウトパフ ォーム)」に上げた。トヨタ自動車の生産関連事業が今年度堅調なスタ ートを切ったもようであり、自動車関連事業の好調で11年3月期業績 は会社計画比で大幅な上振れが期待できるという。

電通(4324):2.9%高の2553円。野村証券は18日付で、広告主 の業績回復で広告業売上高が回復局面にあると指摘し、投資判断を「2 (中立)」から「1(買い)」に引き上げた。目標株価は3000円。

ユシロ化学工業(5013):2.7%高の1240円。一時1248円と5月 11日以来の高値水準に戻した。太陽電池基板を切断する際に使う油剤 が好調に推移、今後も同売上高が倍増ペースで膨らむ見込みで、同油 剤事業が第2の収益の柱になると期待された。

エフピコ(7947) :3.2%高の4755円。一時4800円と09年3月9 日以来、約1年3カ月ぶりの高値を付けた。原材料価格の下落や物流 コストの削減などで収益性が改善、11年3月期の最高益更新が確実視 されている。会社側の今期営業利益予想は前期比11%増の132億円。 野村証券の岡崎優アナリストは「期初に比べ足元でナフサ価格が下が っており、利益は会社計画を若干上回る可能性がある」という。

キヤノン(7751):2.8%高の3885円。中国広東省に年間生産能力 500万台のレーザープリンター工場を建設する、と19日付の日経新聞 朝刊が報道。中国や東南アジアを中心に市場が活況を呈しており、増 加基調に転じた需要を取り込むことを狙うとしている。

クレッシェンド投資法人(8966):10%高の15万5600円。ジャパ ン・シングルレジデンス投資法人(8970)は1.7%高の9万8700円。 これら2社のREIT(不動産投資信託)が10月をめどに合併する、 と21日付の日経新聞朝刊が報じた。財務基盤や信用力を高めるのが狙 いで、運用資産は1400億円になるという。

Minoriソリューションズ(3822):9.8%高の560円。情報 システムなどを手掛けていた旧イーウェーヴとの経営統合に伴い、7 億2400万円の負ののれんが発生した。これを特別利益として計上する 方針で、11年3月期の連結純利益予想を 従来の2億8000万円から8 億円に引き上げた。前期比では5.9倍。

トランスジェニック(2342):ストップ高に当たる1万円(16%) 高の7万4000円で795株を配分。なお975株の買い注文を残した。取 締役の福永健司氏が24日付で代表取締役社長兼CFO(財務統括担当) となる。同社創業者で現社長の山村研一氏は代表権を返上、取締役兼 CTO(技術統括担当)として研究開発体制の強化を推進する。また、 同社基幹技術の「可変型遺伝子トラップマウス技術」の基本特許が中 国でも成立した。

凸版印刷(7911):2.8%高の784円。今期(11年3月期)に385 億円のコスト削減を行う、と19日付の日経新聞朝刊が報道。拠点の統 廃合を進めて生産性を向上、コスト削減額は今期の営業増益額(82億 円)と比べ大きく、収益の押し上げ要因となるという。

USEN(4842):1.7%高の60円。総合人材サービスの子会社、 インテリジェンスの全株式を投資ファンド「メティス」(東京都千代田 区)に325億円で売却すると発表した。メティスは、米大手買収ファ ンドのコールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)の関連者が運営 する投資ファンド。売却予定日は7月下旬。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE