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人民元弾力化に関する市場関係者のコメント-ローチ、プラサド氏ら

中国人民銀行(中央銀行)が発 表した人民元を弾力化する方針に対する市場関係者のコメントは以 下の通り。

◎モルガン・スタンレー・アジアのスティーブン・ローチ会長はブ ルームバーグの取材に対して電子メールで以下の通り回答した。

「中国は単に、人民元のドルに対する緩やかな上昇を容認する 金融危機前のスタンスに戻っているだけだ。今回の動きは世界経済 回復への信任票であり、弾力的な為替制度という長年の公約の再確 認だ。 しかしこのシフトは、世界経済の不均衡にとって万能薬では ない。中国など貿易黒字国は、追加的な民需刺激策を今後も講じる ことが必要だ」

◎元国際通貨基金(IMF)チーフエコノミストのサイモン・ジョ ン ソン氏はブルームバーグの電話インタビューに応じて以下の通 り語った。

「これは、巨額な投機資金を」中国に「呼び込むものだ」

「元上昇が見込まれるため、誰もが元を持ちたがるだろう」

「元が少なくとも10%上昇すべきだという点で誰もが一致して いることから、米国はこれに全く満足しないはずだ」

◎元IMFエコノミストで現ブルッキングズ研究所エコノミスト、 エ スワール・プラサド氏(ワシントン在勤)は電子メールで回答し た。

「中国が貿易相手国が求めている大幅な元上昇を容認するので はなく、ドルに対する緩やかな上昇を容認する方針へ戻す方が良い と示唆したことは明らかだ」

◎米ピーターソン国際経済研究所のシニアフェロー、ニコラス・ラ ー ディ氏は電話取材に応じて以下のように語った。

「これは若干の経済情勢と現在中国が直面している政治情勢が 組み合わさった結果だ」

「中国はこの動きで、為替問題を20カ国・地域(G20)首脳会 議の議題から効果的に外すことができた」

◎野村ホールディングスの金利戦略責任者、ジョージ・ゴンキャル ベス氏は電子メールで以下の通りコメントした。

「G20を前に市場の反応は緩やかになるだろう。今後の詳細を 見る必要があるが、過去の例から見れば、単純な反応は米国債価格 の軟化だ」

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