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今年の元上昇率、対ドルで1.9%にとどまる公算も-エコノミスト調査

一部エコノミストは人民元の対 ドルでの今年の上昇率について、中国の輸出企業がユーロ安によっ て打撃を受けることから1.9%にとどまる可能性があると予想して いる。中国が2年間にわたった元の事実上のドル・ペッグ(連動) の終了を示唆した後に実施したエコノミスト調査で明らかになった。

中国人民銀行(中央銀行)が19日に元の弾力化容認の方針を示 した後に14人のエコノミストを対象にまとめた調査中央値では、元 は年末までに6.7%上昇すると予想された。同中銀は20日、元相場 の「大幅な変化」を否定するとともに、「過度な」変動を阻止すると 表明した。

元はユーロに対して今年既に16.5%上昇し、中国企業の欧州連 合(EU)向け輸出による利益は目減りしており、今後の元の上昇 幅は限定的となる公算がある。EUは中国の最大の輸出市場。米国 ではシューマー上院議員(民主、ニューヨーク州)が、人民元相場 が十分に上昇し、公正な競争条件になったと確信できるまで対中報 復法案を押し進めると表明している。

今年の元上昇率を1.9%と予想しているドイツ銀行の中国担当 主 任エコノミスト馬駿氏(香港在勤)は、「人民元はユーロに対し て大幅に上昇した後で、対ドルで向こう6カ月間は限定的な伸びに とどまる可能性がある」と分析した。

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