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英BPを3段階格下げ、潜在コスト懸念-ムーディーズ

格付け会社ムーディーズ・インベ スターズ・サービスは、英メジャー(国際石油資本)のBPの信用格 付けを3段階引き下げた。メキシコ湾で流出した原油除去にかかるコ ストや、法的負担が想定よりも大きくなるとの懸念を格下げの理由に 挙げた。

ムーディーズは18日、BPの無担保優先債務格付けを「A2」 と、従来の「Aa2」から引き下げたと発表。「A2」は投資適格級 では上から6番目。さらに、すべての格付けは引き続き見直し中だと している。

ムーディーズは発表文で、「当社の最新評価は、今回の原油流出 事故がBPのフリーキャッシュフローの創出をはじめ、全般的な財務 面に今後何年も悪影響を及ぼし続けるとの見方に基づく」と記述した。

BPが事故被害者への補償支払いのため設立に同意した、200 億ドルの独立基金では潜在的な負担規模に対応できないと、ムーディ ーズは「慎重に」見ている。格付け会社フィッチ・レーティングスは 15日、BPの格付けを従来の「AA」から6段階引き下げ、 「BBB」とした。これは投資不適格(ジャンク)級の2段階上。

BPは3四半期にわたる配当停止のほか、米史上最悪となった原 油流出事故の被害者に支払う現金確保に向け資産売却や投資削減を 進めている。

ムーディーズのマネジングディレクター、デービッド・ステープ ルズ氏は「BPがこれまでにとった措置は前向きだが、圧力は強まっ ている」と指摘。「原油流出のコストに関して、かなりの不透明感が 残っている」と続けた。

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