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中国:手形利回り低下の公算大、景気支援で緩和的スタンス-ING

中国人民銀行(中央銀行)が発行 する1年物手形の利回りは流通市場で低下すると、オランダの金融サ ービス最大手、INGグループは予想している。中国当局による景気 下支えのための緩和的スタンスを理由に挙げている。

INGのアジア担当チーフエコノミスト、ティム・コンドン氏(シ ンガポール在勤)は、手形利回りが2.23%から10ベーシスポイント (bp、1bp=0.01%)低下するとみている。人民銀が17日、1年 物手形の発行金利を3週間ぶりに変わらずとしたことで、目先の指標 金利引き上げ観測は後退した。

コンドン氏は18日付け文書で、政策金利引き上げは2010年の方 針からなくなったと指摘。5月に市場金利が上昇する中で、今回の手 形入札は当局が「これ以上譲れないという限界を示している」と記し た。

17日入札での1年物手形の利回りは2.09%。それ以前の2週間で は合計17bp上昇していた。中国商務省は金融政策面で人民銀以上に 「ハト派的」で、同省の発言の影響力は高まっているとINGは説明 している。

中国農業銀行が世界最大規模と見込まれる新規株式公開(IPO) を通じ少なくとも230億ドル(約2兆1000億円)を集める用意をする 中で、短期市場金利も上昇してきた。INGは、現在2.22%の翌日物 銀行間金利は60bp低下すると予想している。

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