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SEC、JPモルガンに情報公開強化求めていた-欠陥債権買い戻しで

米証券取引委員会(SEC)は、 米銀JPモルガン・チェースが一定の基準を満たしていない「欠陥」 住宅ローン債権を売却していた問題で、この債権の買い戻し措置に関 する投資家への情報公開を強化するよう同行に求めていた。SECが JPモルガンに送付した1月29日付の書簡が17日公表された。この 問題をめぐり、同行など米4大銀行が昨年負担した経費は約50億ドル (約4500億円)に上った。

書簡によると、SECは同行に対し、ファニーメイ(連邦住宅抵 当金庫)やフレディマック(連邦住宅貸付抵当公社)などに売却した 欠陥住宅ローン債権を買い戻すための引当金について、さらなる詳細 を明らかにするよう要求。さらに、同債権の再編などに伴う損失の計 上時期や方法について情報を提供するよう求めた。

インスティチューショナル・リスク・アナリティクスのマネジン グディレクター、クリストファー・ウェーレン氏は「SECは銀行業 界の現行の公開情報をはるかに上回る詳細の提供を求めている」と説 明。「こうした情報公開基準は、いったん始まると定着するため、多く の銀行にとって厄介なものとなる」と指摘した。

JPモルガンによると、2008年9月に政府の管理下に置かれたフ ァニーメイとフレディマックが同行に求めた欠陥住宅ローン債権買い 戻しの規模は08年が14億ドル、09年が27億ドルだった。将来の買 い戻し請求に備えた同行の引当金は今年1-3月期末現在で20億ド ル。

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