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キユーピー株1カ月ぶり高値、原料安で収益性向上-上期業績上振れ

マヨネーズ最大手のキユーピー株 が一時前日比3.1%高の1026円と5月19日以来、約1カ月ぶりの高 値水準に戻した。マヨネーズ原料の食用油の価格が想定より下落した ほか、コスト削減も奏功、収益性が高まっている。17日に上期業績が 計画を上振れたと発表したため、買いが集まった。

上期(2009年12月-10年5月)決算速報によると、連結純利益 は前年同期比53%増の62億円。外食産業の業績が落ち込み、連結売 上高は同2.2%増の2309億円と計画を71億円下回ったが、原料安な どで営業利益は同55%増の117億円に増大、目標を27億円上回った。

同社IR担当の江南智裕氏によると、営業利益上振れの半分強は 原料安効果で、「物流システムの改善で3割強、コスト削減で数億円」 の寄与があったという。正式な上期決算発表は6月30日に行う予定で、 通期業績予想も見直す方針だ。

大和証券キャピタルマーケッツ金融証券研究所の田中聡アナリス トは、「食用油の値段が上がらなければ、通期営業利益は200億円を超 えよう」と指摘、現時点における会社計画の193億円を上回ることは 必至とみている。

ブルームバーグ・データによると、担当アナリスト6人のキユー ピーの今期1株利益(EPS)予想の平均は66円35銭で、会社計画 の63円94銭を4%程度上回る。田中氏は、「EPS予想の上方修正に 伴って、株価ももう少し上昇するのではないか」と予想した。

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