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米BOAとJPモルガンが起債-信用市場で欧州危機懸念和らぐ兆し

米銀バンク・オブ・アメリカ(B OA)とJPモルガン・チェースは17日、計42億5000万ドル(約 3860億円)を起債した。欧州ソブリン債危機は封じ込められるとの 安心感が投資家の間に一段と広がったためで、金融機関の信用逼迫(ひ っぱく)は回避された格好だ。

ブルームバーグの集計データによると、BOAのこの日の30億 ドルの起債は、同行にとって1年ぶりのドル建て10年物ベンチマー ク債発行となった。ベンチマーク債は通常5億ドル以上。JPモルガ ンの起債規模は25%増えて12億5000万ドルだった。相対的な米銀 の社債利回りは4営業日連続で低下し、3月以来最長の低下局面とな っている。

この日は両行の起債を前に、スペインが国債入札を実施し、調達 を目指していた最高額の35億ユーロ(約3940億円)を確保できた。 これで同国が迫り来る償還で困難に直面するとの懸念が和らいだ。

ウェルズ・ファーゴ・ファンド・マネジメントのチーフ債券スト ラテジスト、ジェームズ・コチャン氏は米銀について、規制強化は迫 っているものの「非常に魅力的な資金調達レートや市場の受け入れ態 勢」をうまく活用していると指摘。「1週間前や1カ月前に存在してい た投資家懸念は大分減った。世界の市場で少し落ち着きが見られる」 と述べた。

ブルームバーグのデータによれば、BOAの10年債(表面利率

5.625%)の米国債に対する上乗せ利回り幅(スプレッド)は248ベ ーシスポイント(bp、1bp=0.01%)。JPモルガンの5年債 (表面利率3.4%)のスプレッドは145bp。

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