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米国株:上昇、テクノロジー中心に終盤反転-アップル高い(Update1

米株式相場は上昇。米主要株価指 数の年初来パフォーマンスはプラスとなった。テクノロジー株や生活 必需品株、工業株が終盤にかけて値上がりし、相場全体も上げに転じ た。午前に発表された経済統計で景気回復の鈍化が懸念され、軟調な 場面が目立った。

アップルは上昇。コンピューター株の上げをけん引した。携帯電 話の最新モデル「iPhone(アイフォーン)4」をめぐる楽観が 広がった。クレディ・スイス・グループの推奨を好感し、薄膜太陽電 池モジュール・メーカーのファースト・ソーラーに買いが入った。ユ ーロが対ドルでこの日の高値付近まで戻すと、欧州債務危機が抑制さ れているとの見方が強まった。これをきっかけに米主要株価指数はプ ラスに転じた。

S&P500種株価指数は前日比0.1%高の1116.04。3日連続 で200日移動平均を上回った。ダウ工業株30種平均は24.71ドル (0.2%)上昇して10434.17ドル。一時、90ドル安となる場面が あった。

グリーンウッド・キャピタルのウォルター・トッド共同最高投資 責任者(CIO)は「過去2日間、経済統計の内容を考えると、米株 式相場はよく持ちこたえている。200日移動平均を上回り続けており、 それは良いことだ」と述べた。

S&P500種は15日以降、200日移動平均を上回って取引を終 了している。それまでは約1カ月近く同平均を下回っていた。15日 に2.4%高をつけると、投資家がチャート上の重要な節目と見なす 200日線を6.5ポイント上回った。

フィラデルフィア連銀指数

S&P500種はこの日0.8%安まで下げる場面もあった。フィラ デルフィア連銀が発表した6月の同地区製造業景況指数は8と、前月 の21.4から大幅に低下した。ブルームバーグ・ニュースがまとめた エコノミスト調査の予想中央値は20だった。同指数はゼロが拡大と 縮小の境目を示す。

S&P500種は4月23日の1年7カ月ぶり高値から6月7日ま でに14%下落した。欧州の債務危機で景気が回復軌道を外れるとの 懸念やBPの原油流出事故などが影響した。S&P500種は7日以降 これまでに6.2%値を戻している。欧州債務懸念の緩和や米中の経済 成長が世界の景気回復を押し上げるとの見方が強まった。

VIX

米国株オプションの指標、シカゴ・オプション取引所(CBOE) のボラティリティ指数(VIX)は3.4%低下して25.05と、6週 ぶり低水準だった。

アップルは1.7%上昇と、6日続伸。アップルに関する非公式情 報や憶測を扱うウェブサイト、アップルインサイダーはモルガン・ス タンレーのアナリスト、ケイティ・ハバーティ氏を引用し、アイフォ ーン加入者は2011年末までに3倍以上増加して1億人に達する可能 性があると述べた。

ファースト・ソーラーは3.9%高。クレディは同社の株式投資判 断を引き上げた。

一般消費財・サービス株

S&P500種一般消費財・サービス株価指数は下落。米労働省が 発表した12日に終わった1週間の新規失業保険申請件数(季節調整 済み)は前週から1万2000件増加して47万2000件。ブルームバ ーグ・ニュースがまとめたエコノミスト予想の中央値は45万件だっ た。

また米労働省が発表した5月の米消費者物価指数(CPI、季節 調整済み)は前月比0.2%低下。ブルームバーグ・ニュースがまとめ たエコノミストの予想中央値と一致した。

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