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EU首脳会議:金融機関へのストレステスト、結果公表で合意

17日にブリュッセルで開催された 欧州連合(EU)首脳会議(サミット)は、金融機関を対象にしたス トレステスト(健全性審査)の結果を公表することで合意した。金融 システムが衝撃に耐え得ることを投資家に示す意向だ。

結果が公表されれば、投資家の信頼を損ねると金融業界幹部は懸 念していたが、EU首脳はこうした意見を退けた。

フランスのサルコジ大統領は記者団に対し、「一社ごとにストレス テストを実施し、その結果を発表する。ただ、各質問への回答など、 どの程度まで公開するかは未定だ」と述べた。ストレステストの結果 は7月に公表される。

スペイン銀行(中央銀行)は16日、ストレステストの結果を公表 すると表明した。ギリシャの債務問題を受け、スペインの財政や、不 良債権急増が足かせとなっている「カハ」と呼ばれる貯蓄銀行など国 内銀行の財務基盤強化のコストが注目されている。

ドイツのメルケル首相は別の記者会見で、「今重要なのは透明性を 最大限に高めることだ」と述べ、「何か隠していてもいずれは明るみに 出るだろう」と指摘した。

欧州中央銀行(ECB)のトリシェ総裁は17日、ブリュッセルで 記者団に対し、EU首脳会合でストレステストに関するコンセンサス が得られたことに「満足」していると述べた。また、結果公表は遅く とも7月後半になるとの見通しを示した。

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