コンテンツにスキップする

スペインの国債入札:35億ユーロを無事調達-応札倍率は1.89倍

スペイン政府は17日に国債 入札を実施し、35億ユーロ(約4000億円)を調達した。この日調 達を目指した最高額を確保した。同行の借り換え難への懸念が後退し、 株式、債券、ユーロ相場がそろって上昇した。

30億ユーロの10年債の平均落札利回りは4.864%。入札前の

5.04%を下回った。応札倍率は1.89倍。同国は4億7920万ユー ロの30年債も発行した。30年債の利回りは5.908%。応札倍率は

2.45倍で、3月18日の前回入札時の1.38倍を上回った。

ユーロ圏内で3番目の高水準の財政赤字削減と国内貯蓄銀行業界 の再編、景気回復を同時に迫られるスペインは、7月に247億ユー ロの債務償還を迎えるため、市場の信頼回復が急務となっている。こ の日の流通市場では、入札後にスペイン債が上昇。ドイツ国債に対す るプレミアム(上乗せ金利)も、ユーロ導入来の最大から縮小した。

ソシエテ・ジェネラルの債券ストラテジスト、シアラン・オハガ ン氏は「スペイン債への強い需要は市場の信頼回復につながるだろう」 と話した。「需要堅調はここ数日のスペイン債下落のおかげだ」と付 け加えた。

ノムラ・インターナショナルの債券ストラテジスト、ショーン・ マロニー氏はスペイン銀行(中央銀行)が16日に銀行ストレステス ト(健全性審査)の結果を公表すると表明したことも信頼回復につな がったのだろうと指摘した。

スペイン債のドイツ債に対するプレミアムは206ベーシスポイ ント(bp、1bp=0.01%)と、16日の221bpから縮小した。 5月末には160bpだった。ロンドン時間午前10時45分(日本時 間午後6時45分)現在、10年物スペイン国債の利回りは11bp低 下し4.761%。CMAデータビジョンによれば、スペイン債を保証 するクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)のスプレッドも5 bp低下し254bp。スペイン株とユーロも上昇。

参考画面: 翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先: アムステルダム 木下 晶代 +31-20-589-8544 akinoshita2@bloomberg.net

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE