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石井IMF所長:人民元は過小評価されている-切り上げで内需拡大を

国際通貨基金(IMF)アジア太 平洋地域事務所の石井詳悟所長は17日、中国の人民元問題について 「過小評価されている」とのIMFの評価に変更はないとし、早期の 柔軟化が必要との認識を示した。ブルームバーグ・ニュースのインタ ビューで語った。

人民元は年初来のユーロ安に伴い、対ユーロで17%上昇している。 これに対し、石井氏は「現在の人民元は過小評価されている」と述べ るとともに、「中国は人民元の切り上げに努力すべきだ」との見解も変 わりはないと述べた。

その理由として、中国はじめアジア各国に多く見られる輸出依存 型の経済は続かないとし、「成長のソースを外需から内需に変えるリバ ランスが必要だ」と指摘。中国については「元の切り上げによって家 計部門の実質価値が上がることで消費が刺激され、国内の内需が活発 になる」と説明した。

また、人民元切り上げのタイミングについては「早い方が中国だ けでなく、世界経済にとってもゆがみが少なくて済む」と強調。米ド ルに固定している現行の中国の為替制度も「柔軟にすべきだ。市場の ファンダメンタルズ(経済的の基礎的諸条件)に見合った為替レート に近くしていくべきだ」と語った。

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