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オバマ大統領の政治的勝利か、原油流出の補償基金設立で英BPに圧力

オバマ米大統領は英石油会社B Pにメキシコ湾での原油流出事故による環境被害の補償基金として 200億ドル(約1兆8300億円)の拠出を迫り、政治的な勝利を収め た。BPが原油流出の封じ込めで苦戦する中、オバマ政権には環境 被害問題が重くのしかかっている。

湾岸地域住民や事業者による賠償請求が始まるなか、BPは16 日、補償基金の創設に同意するとともに配当の一時取りやめを決め た。アメリカン大学のアラン・リクトマン教授(政治史)は一連の 動きについて、オバマ大統領は「出だしから後手に回っていたが、 ようやく遅れを取り戻しているようだ」と述べ、大統領が事態を掌 握しているように見せるチャンスとなったと指摘した。

ただ、BPに多額の補償を約束させた点を評価する批評家の間 にも、大統領の長期的な見通しはBPがどれだけ早急に原油流出を 抑制し、沿岸部の原油汚染がどの程度の規模になるかに左右される との見方がある。

ジョージ・ルミュウ上院議員(共和、フロリダ州)はCNN放 送に対し、BPが原油除去コストや補償の原資としてのエスクロー 勘定の創設に同意したことを評価し「大統領の功績をたたえる必要 がある」と指摘。「大統領は良い仕事をした。今後われわれに必要 なのは、原油が岸に上がるのを阻止することに集中することだ」と 語った。

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