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【テクニカル分析】ポンド、対円で1カ月ぶりの137円へ短期的戻しも

上田ハーローのシニアアナリスト、 山内俊哉氏によると、テクニカル分析の観点から、ポンドは対円で短期 的に約1カ月ぶりの水準となる1ポンド=137円まで上昇する可能性が ある。

ポンドは5月20日に2009年2月以来の安値となる126円77銭 (ブルームバーグ・データ参照)まで下落したが、6月にかけて持ち直 し、足元では134円台後半で推移している。

山内氏は、日足ベースの一目均衡表で基準線を下回っていた転換線 が再び基準線を上抜けつつある点を挙げた上で、「短期的にポンドの戻 りを試す展開」を予想。モメンタム(勢い)を占う上で、6月初めに付 けた高値の136円40銭付近を抜けることができるかどうかに注目して いる、と語った。

基準線は過去26日間の高値と安値の平均値で、相場の方向性を示 す。過去9日間の高安値の平均値を結んだ転換線は短期間の相場動向を 表す。

山内氏は、ポンドが6月初旬の高値を突破すれば、「一目均衡表の 雲の下限である137円近辺、さらには今回のチャートが崩れるきっか けとなったネックラインである139円台半ばから後半近辺までの戻り が期待できるかもしれない」と指摘。ただ、英国の財政赤字問題や不安 定な政治情勢を考えれば、ポンドの戻りは「あくまで短期的なものと考 えた方がいい」と付け加えた。

ネックラインとはダブルトップやヘッド・アンド・ショルダーズな ど相場の反転を示唆するチャートパターンで引かれる補助線で、ダブル トップの場合、2つの高値に挟まれた安値の水準を指す。ポンドは4月 に145円台に乗せた後、いったん139円39銭まで下落。同月下旬に かけて再び145円台を回復した。

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