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中国経済は「急行列車」、成長の勢い維持の公算-アバディーン

中国経済は金融引き締めや欧州の ソブリン債危機にもかかわらず、「加速を続ける急行列車」のようで、 成長速度を維持する可能性がある。アバディーン・アセット・マネジ メントがこうした見方を示した。

米民間調査機関コンファレンス・ボードが15日発表した中国の4 月の景気先行指数は1年2カ月ぶりの大幅上昇を示した。先週発表さ れた輸出、鉱工業生産、小売売上高もそれぞれ急増しており、世界で 最も高成長の中国経済の強さを示した。3日ぶりに取引再開となった 上海総合指数は上海時間午前9時42分(日本時間同10時42分)現在、 前営業日比0.4%上昇している。

MSCI世界指数は今週2.6%上昇し、年初来の同指数の下落率 を5.1%まで縮小させた。中国の景気先行指数とニューヨーク連銀製 造業景況指数などの内容が良好で、ムーディーズ・インベスターズ・ サービスによるギリシャ国債のジャンク級への格下げというマイナス 要因を打ち消した。上海総合指数は年初来で21%下落し、パフォーマ ンスはアジアで最悪。

アバディーン・アセット・マネジメントのストラテジスト、ピー ター・エルストン氏(シンガポール在勤)は「中国経済は加速してい る急行列車のようだ」と述べ、「欧州が再び悪化したとしても、 中国 には景気拡大に必要な資金が国内に存在しており、一定の勢いを維持 できるだろう」と分析した。

同氏は欧州地域での「弱さ」に加え、米国で景気減速の恐れがあ るため、中国の輸出に影響が出る可能性があるものの、中国経済は以 前より輸出依存度が低下していると指摘。中国経済に「過熱の兆候」 がある中でも、欧州危機は中国が金融引き締めを継続する要因が減っ ていることを意味していると述べた。

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