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1-3月住宅価格:中国が上昇率トップ、香港抜く-ナイト・フランク

世界の主要住宅市場で、中国本土 の値上がり率が今年1-3月(第1四半期)に香港を抜いて最大とな った。英不動産ブローカー、ナイト・フランクの調べで分かった。

同社がまとめた指数によれば、中国の主要都市の住宅価格は前年 同期比68%上昇。香港やインド、シンガポール、オーストラリア、 マレーシア、インドネシアでも値上がりし、アジア太平洋地域の平均 上昇率は約18%となった。

バークレイズ・キャピタルのエコノミストによると、中国の不動 産相場は、中国人にとって利用可能な投資先が限られていることや、 地方から都市部への移住によって押し上げられている。中国政府は融 資規制や住宅ローンの頭金比率引き上げなどを通じて不動産投機の抑 制を図っているものの、住宅価格上昇は今のところそうした取り組み が市場の沈静化にはつながっていないことを示唆している。

ナイト・フランクの住宅調査責任者ライアム・ベーリー氏は「上 昇率4位まではすべてアジア太平洋地域で、欧州が順位の下半分を占 めた」と指摘した。同社の指数を構成する47の国・地域のうち25 の国・地域で住宅価格が上昇。また、住宅市場が最も不調なバルト3 国とウクライナでも値下がりペースが鈍化したという。

中国の成長はアジア太平洋地域に恩恵をもたらしている。香港の 住宅価格は前年同期比で31%程度上昇し、シンガポールとオースト ラリアでもそれぞれ24%と20%の上昇となった。

一方、住宅価格が下落した国の大半が欧州で、下落率が最大だっ たのはエストニアの40%。ウクライナが約35%でこれに続いた。英 国は8.8%、米国は2.3%それぞれ上昇。ドバイは8.2%下落した。

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