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野村:米で最大35人を年内に追加採用へ-投資銀行部門強化

野村ホールディングスは年内に米 国の投資銀行部門で最大35人のバンカーを採用する見通しだ。ゴー ルドマン・サックス・グループやクレディ・スイス・グループに挑む 競争力強化の一環だ。

野村の米州投資銀行部門の責任者グレン・シフマン氏は今週のイ ンタビューで、同社が年末までに米国の投資銀行部門の陣容を現在の 約65人から100人程度に増やす計画だと述べた。50人は既に新規採 用済みだという。

同社はリーマン・ブラザーズ・ホールディングスのアジア・欧州 部門買収後、米国事業の拡大に2500億円を投じている。渡部賢一社 長は4月、現在収入の大半を日本で稼いでいる同社を世界的な証券会 社に変えるとの考えを示していた。

リーマン出身のシフマン氏(40)は、「われわれは現在、米国で 本格的な投資銀行事業を築く上での初期段階にある」と述べた。

野村は今週、企業の合併・買収(M&A)の助言部門の共同責任 者に、ドイツ銀行のマーク・エプリー氏を起用したと発表。また事情 に詳しい関係者2人の話では、今月早くには同じくドイツ銀からマイ ケル・ヒル、ジェームズ・デノート両氏をグローバル天然資源部門の 共同責任者として採用した。5月には、バンク・オブ・アメリカ(B OA)のサイモン・ウエスタン氏を、金融機関向け投資銀行部門のマ ネジングディレクターに起用した。

報酬が引き付けるとの声

経営幹部人材あっせん会社、エゴンゼンダーインターナショナル で米金融サービス分野の採用責任者を務めるロバート・スローン氏は、 野村は人材採用で他社と競合しているが報酬の良さが強みだと述べた。

シフマン氏は「手数料収入全体の65%を占める天然資源や金融機 関、工業がわれわれの優先分野だ」とし、「今後は、消費関連やメディ ア、テクノロジー分野も拡大したい」と語った。

ブルームバーグのデータによれば、世界のM&A助言ランキング で、野村は今年現時点で15位と、前年同時期の19位から順位を上げ ている。まとめた案件は総額370億ドル(約3兆3800億円)。首位 はゴールドマンで1560億ドル、2位はJPモルガン・チェース、3 位はクレディ・スイスとなっている。

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